香港

イギリス人は難しい件

すごいなあ、と。香港の警察官というのは、大変だろうなあ。

さて、イギリス人との付き合いは、難しいと言う件は、前にも触れたんですが、以前に、とある「非常に温厚だと誰もが認める50代のイギリス人男性」と、歴史問題でどうしても折り合わず、物別れに終わった、と。
その人は、大日本帝国が過去に犯した罪と、「私」が、関係があるから、常に控え目にしているべきであり、他国の戦争犯罪に指を指したりしてはいけないんだと、その点で、絶対に譲らないんですね。
私は、歴史修正主義者ではないし、戦争犯罪とは関係ないんだと、何回言っても、無駄でした。
そしてこの前、RT誌のコメント欄で、とあるイギリス人の女性らしき方と、だいぶ長いやりとりをして、その人は、米軍が出て行ってくれないんだと、言っていて、その点では、こっちも同じですから、困ったことですよね~でも、イギリスだったら、敗戦国ではないから、ウチよりも早く簡単に追い出せるんじゃないんですか、なんて言っていたんですよ。
わりと、ほのぼのとした雰囲気で。
ところが。
今回の香港の件で、私は、「イギリスのエリートは、今でも香港を自分たちの土地だと思っている」というふうにコメントをしたんですが、そうしたらその人が、ものすごい怒って、「あなたがそんな人だとは思わなかった、裏切られた!」とか言うんですよね。
裏切られたも何も、私は、「イギリスの味方をしてあげます」なんていう約束をした覚えは、まったくないし、それに、「事実」を言っているだけですし、イギリスのエリートは、と言うふうに言っていて、イギリス人の全員が、とは言っていないんですが。
それでも、その人は、どういうわけだか、香港の件では、絶対に許せなかったらしく…よくわかりませんが、その人にどう思われようが、別にどうでもいいんですが。

「香港には人が住んでいなかった」?

そして、RT誌のコメント欄というのは、英語のフォーラムにしては、かなり特殊なもので、ロシア人や、ロシア系、欧州の人、そして中国の人もいますから、そのイギリス人の方が、「イギリスが香港に入ったときには、誰も住んでいなかったんだから、インフラを作ったのはイギリス人なんだ」などと言い出したら、途端にあちこちからツッコミが入っていました。
なんかこれって、沖縄の米軍の「言い草」と、よく似ていますよね。
「基地の周りに家を建てるからいけないんだ」とか。
ともかく、イギリス人って、難しいんですよね~。

共同宣言を足掛かりに

1997年に、香港を返還する際に、英中は、共同で声明を出しており、それは両者の合意事項ということになるらしいんですが、長くて複雑だから、まだ読んでいないんですが(しかも英文だし)、「香港市民を中国本土へ強制的に移住させたりはしない」という合意事項が、あったそうなんです。彼女が言うには。
ですので、今回の国家安全法というのは、場合によってはそれが可能になるから、約束違反だと、言うんですね。
だから、イギリスが首を突っ込む権利があるんだ、と言うんです。
しかし…確か、強制的に本土へ連れていくというのは、犯罪を犯した人だけ…じゃなかったでしょうかね。
というか、香港は、中国の一部なんですから、誰をどこへ連れて行こうが、国内であれば、それは他国がとやかく言うことでは、ないと思うんですが、それを理由に、イギリスが「中国の内政」に対して発言権があると言い張るのは、かなりの飛躍なのでは。というのは、私の側の見方ですが。
というか、確か、イギリスは、スコットランドの独立を、徹底的に阻んでいますし、スペインでも、最近、独立運動に対する激しい弾圧があったはずですが…そういうのは、どうでもよくて、話が香港になると、途端に目がつりあがるというのは、いったいなんやねん。
イギリス人は、難しいんですよ。「米軍が迷惑ですよね~出て行ってくれなくて」という点でのみ、話が合ったとしても、ほかの部分では、ほとんど、合うところって、ないんですよね~。
食べているものとかも、かなり違って…なんか以前に、50代男性(温厚)の「夕食の写真」というのを見せてもらったんですが、のけぞった記憶があります。