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さて、1か月ほど前にしていた実験ソープレポートです。
新しい材料ではありませんが、とある素材を使って石鹸を作成しました。
その素材とは・・・・
はちみつ
です。
はちみつは、液体オプションとなり、結構ポピュラーなものです。
ベテランさんは「はあ?今更はちみつ???」なんて思わないでください
(思う人はいないとは思いますが・・・)
昔流行った糠棒・・・覚えていますか?
これ、覚えている方も初耳の方もいると思いますが、糠棒とは石鹸生地と同じ分量だけ糠を入れた石鹸です。
意外に使い心地が良く、ファンもおりました。
結構最近の石けんでは、石鹸生地の半量以上の塩を入れるという石けんもありましたね。
オプションを多量に入れる石けんって、考えさせられます。
「どんな使い心地なのか?」「たくさんって入れられるのか?」「入れる時に何か注意しないといけないのか?」
などなど・・・ソーパー心をくすぐります。
そこで「はちみつを大量にいれたらどうなるんだろうか?」となったわけです。
なので、今回は、はちみつを水分の半量入れています。
はい!この3本です。
実はこの3本、全く同じレシピで作っています。
作り方を変えただけです。
説明すると
右:ホッとプロセス(先入れ)
中:後入れコールドプロセス
左:先入れコールドプロセス
これから、事の顛末を書いていきますが、くれぐれもマネはされないことをお勧めします。
参考にされるのはご自由にどうぞですが・・・
特に初心者の方がされるのは、ちょっとやめてほしいです。
石けん作りって、ちょっとした温度の変化や混ぜ方で反応が違ってきます。
ここに書いてある通りした!といっても、実際にこの通りになるかは、保証できません。
ここに書いている反応以外の反応が出る場合もあります。
はちみつの成分も関わってくると思います。
なので、マネをするのはやめた方が良いと思います。
さて、本題のレポートです。
これが、結構大変でした。
まず最初に作ったのが右の先入れホットプロセス
苛性ソーダ水にドバっとはちみつを入れたら、溢れました
温度も高めでしたから(一応冷ましてから入れましたが、はちみつを入れたことで急激な温度変化で高温になります)
ブクブク~っと泡がたち。500mlのプラのビーカーからあふれ流れました。
ただ、この現象は想定の範囲内だったので、プラのビーカーの下にプラのボールをかましていたので、良かった。液体は、チョコレートシロップのような状態に。
そして、溢れた液体も含めて、オイルにイン。
混ぜても混ぜても反応が出ない、ブレンダーをしてもダメでした。
この時点で、ホットプロセスに。
ガンガン熱をかけてやっと固めになったので、型入れしました。
そして、2回目
左の茶色い石けんです。
先入れはあきらめたらいいのに、ここであきらめないのが、私。
苛性ソーダ水をキンキンに冷やし、なんとかブクブク反応を弱め、茶色い苛性ソーダ水を再び作りました。今回はあふれ出なかったです。
そして、オイルにイン。
今度は、「もしかして過剰な反応が出ているし、反応があまりないのははちみつのせいでそう見えてるだけでは?」と思った私は、20分ほど混ぜてさらっとしたトレース(かなりゆるい)まま、型入れしました。
そして、3回目は画像がありません
先入れは無謀かも?と、やっと結論に至った、私。
後入れです。
普通にトレースが出るまで石けん生地を作り、ドバっとはちみつを入れました。
なかなか大量で石けん生地になじまない感じだったので、ブレンダー投入。
はい!これが失敗の要因になったと思われます。
賢明な皆様は、「こいつアホやん」と、今まさに思っていることでしょう。
私は、ガンガンにブレンダーをかけて、型入れしました。
そして、綺麗に型入れでき、薄い黄色の生地(画像では4回目の石けん真ん中の画像に近い感じでした)で成功したかに見えたのです。
型入れから、数分後・・・マグマのような茶色い分離した液体?が石けんの内部から吹き出し、型から溢れ・・・
本当に、もりもりもりもりと、茶色い分離した石けん生地が出てくるんです。
石けん作り20年に至り、初体験です。噴火
なんとなく嫌な予感があった私は、型入れした後、プラスチックのトレーにその型入れした石けんを置いていたのは、不幸中の幸いでした。
画像・・・撮るような精神ではいられなかった返す返すも悔しい・・・あんなある意味ベストショット。画像を撮らないなんて!!!
大昔、たまごオプションで噴火した人の話をききましたが、「きっとこんなんだったんだろうなぁ」と思いました。
そして、4回目がこちらです
後入れで、温度にも十分注意を払い、しっかりトレースの出た生地に、少しずつはちみつをへらでいれました。
最後、保温もせずできたのがこれです。
温度に注意して、後入れがベストです。
あ、でも、何回も言いますが、初心者さんや自信のない方は、マネしないほうが良いです。
あくまでも、これは実験なので。
万が一、好奇心で試そうと思う方は、自己責任でお願いします。
当方は、全く責任を持つつもりはありません。あしからずご了承ください。
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