旅ナンパ中国四国編6日目前編<岡山県2>岡山市

この記事は、

旅ナンパ中国四国編5日目松山市

の続きです。

5日前に望めなかった雲海。それが今、眼前にある。

そのフカフカな雲の真ん中に1つの丘がそびえている。

丘のぬしの声が聴こえる。

即の詳細(リンク先→note※際どい表現が含まれます。)

私はそれを眺めながら、「昨日の引き締まった体も、今日の崩れかけた体も良いな。」と連日 の余韻に浸っていた。

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数時間前―――。

12月11日(日)の15時。私は岡山駅の東口付近で 声かけ をしていた。

ここは4日前にも スト った場所だ(リンク:旅ナンパ中国四国編1~3日目<鳥取県~岡山県~愛媛県>)

その時と同じように岡山市は晴れていた。そして、ほどほどにソロ 案件 がいて反応も悪くない。

 連れ出し 打診 は断られ続けていたが、色んな 案件 と 和む うちに軽妙なトークができるようになっていた。

 フロー状態 は近い―――。そう感じていると、12声かけ目となる案件が東口の長い階段を下ってきた。

身長160cm位のミディアムショートヘアで、程よいスタイル。20代後半位か。ただ、茶色のスカート以外、髪、タイツ、パンプスに至るまで黒一色なのがやや気になった。

案件が階段を下りきり日光にさらされた瞬間、彼女用の オープナー を閃いた。

斜め前方より、声かけ。

「こんにちはー!今日も!晴れの国、岡山!て感じですよね!」

「え?はぁ、そうですね・・・?」

「いや〜その頭の天使の輪に見とれて思わず声をかけちゃいました!」

「えっ!」

案件はそう叫ぶと急に立ち止まった。そして表情を緩めてこう続けた。

「そうなんですよ!さっき美容室でトリートメント奮発してきたところなんです!明日会社で気付かれるのかなって思ってたら、こんなに早く・・・。」

「まさかの他人にw」

「フフ・・・ですねw」

と、思いがけずオープナーが刺さったことに内心喜んだ。

だが、それよりも案件が自ら立ち止まったことに驚いていた。

なぜなら、これは”即の前兆演出“だからだ。
海の魚群達

「キャッチですか?」

「いやw」

「じゃあセールスですか?骨董品なら要りませんからね?」

「いや、仕事中じゃないからw 1人旅中だからw」

私はその証拠にと、今朝愛媛県を出て香川県のうどん屋で開店前から並び、
丸亀市のなかむらうどんの開店前
(↑丸亀市の「なかむらうどん」さん。毎日食べたい味でした☆)

食後に瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)を通ってここまで来た、
瀬戸中央自動車道坂出児島間

とスマホ内の画像を交えて伝えた。

「へえ、そうなんですね。それで岡山へは何しに来たんですか?」

「実はもう帰り道で。ちょうど3時だったし、3時のおやつに吉備団子きびだんごを食べようと思って来たんだ。」

「吉備団子ですか?」

「どこか良い店知らない?カフェとか。」

「私もあまり岡山駅に詳しくないのですが、確かこっちに行けば・・・。」

と、来た道を戻り始めた。

ここで私はすかさず 並行トーク に移り、会話をつないで案内を促す。

「今日はどんな用事で来たの?」

「美容室と買い物です。服を新調したいなと思って。」

「なるほど。」

「確かにその方がいい。」・・・とまでは口に出さなかったが、そのくらい案件は地味に見えた。

では、一体どんな服を新調するのかが気になるところだが、案件はまだ買い物袋を携えていなかった。

「ありがとね、買い物途中なのに付き合ってくれて。」

「いえ、もう終わりました。めぼしい物がなかったんです。」

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駅構内の商業施設「サンフェスタ岡山」に入ると、すぐにそのお店は見つかった。入口に「イチゴと吉備団子のパフェ」と書いた立て看板があったのだ。
エスタシオン岡山内外観

「お洒落なカフェだね。心当たりあったの?」

「はい、一応。気になっていたので。」

「じゃあさ、一緒に中に入ろうよ。」

「え?」

「ここは奢るから。岡山での私の思い出の人になってよ。」

「え?良いんですか?それじゃあ。」

で、無事カフェ 連れ出し 。2人はカウンター席の隅に座り、上着を脱ぐ。

案件は黒のコートの下に黒のハイネックを着ており、地味な印象はくつがえらなかった。目鼻立ちは悪くないだけに勿体ない気がした。

2人は「イチゴと吉備団子のパフェ」を注文すると届くまでの間、岡山ここの観光地や名産品の話をした。

パフェが届いてからは、
イチゴと吉備団子のパフェ

お互いの身の上話に。

案件は静岡県出身の26歳。印刷会社勤めのOLで2年前に転勤でこっちに来たらしい。毎日仕事で忙しく、これから卒業アルバム制作でさらに忙しくなるのだそうだ。

それからずっと仕事に関する当り障りのない話が続いた。

1時間が経ち、頃合い的には恋愛トークをしているはずなのだが、恋愛遍歴を訊いても言い淀まれ自然に元の会話に戻ってしまう

「もう充分和めているはずなのに」と違和感を覚えるも、案件はこの話題を避けている様子でもない。端的に言うと「雑談に夢中」なのだ。

しかし、このままでは何も進展せず「 連れ出し負け 」してしまう。

「忙しい時に限って新しい仕事が入ってきません?それも定時間際とか。」

「オフィスの温度ってだいたい熱いか寒いかのどちらかですよねぇ。直風の人なんて・・・

「引き出しの中のお菓子が段々増えていくんですよねー。」

「そういうのはもういいから。」

「え?」

遂に私は案件の話をさえぎった。

「教えてよ。もっと君のことを。」

「え、あっ、はい?」

「2人は今日だけの出会いじゃん。知らない者同士だからこそ、ぶっちゃけた話をしたいんだ。例えば、今日美容室行った後に服を買おうとしてた理由とかさ。」

「あ、いや、ほら、そういう気分になる時ってあるじゃないですか。」

「だからさ。」

「あ、いや・・・。」

新しい恋がしたいんじゃないの?

「あ・・・。」

「教えてよ。一期一会いちごいちえなんだし。」

そう言って私はスプーンに乗せたイチゴを見せた。

少しの沈黙の後、

「はい・・・実は最近社内で気になる人ができたんです。でも、気づけば私はもう4年も恋愛経験がなくて。」

なんか2日前にもそんな話聞いたな、と思いつつ耳を傾ける。

「だからこのお誘いに乗ったのも、プライベートで男性と話す練習になるのかなって。・・・ごめんなさい。」

「なるほど。ありがとう打ち明けてくれて。」

どうやら案件は仕事偏重の日々で出会いがなく、初対面の男性とは当り障りのない会話が精一杯だったのだ。

これで案件が地味な理由もわかる気がした。

彼女には色事イロが足りないのだ。

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「普段同性の友達とはどんな会話をしているの?」

「いつも4人で話しているんですけど、最近誰も異性の話題に触れなくなって。」

禁忌タブー化するパターンねw

「それはちょっとあんまりなので、そろそろ出会いの場に繰り出そうかなと・・・。」

「恋人を見つけるために?」

「はい。」

「でも、今の君を見てると当分先に話になりそう。」

「はは。。ですよね。。」

昨今の出会いの場は男の遊び場でもあるからね。手練てだれもウヨウヨいて、恋人募集中を掲げた初心者なんて 仕掛けで簡単にカモられるよ。」

「そうなる前に見極められませんかね?」

「男の本心を知るには下心を知らなければ。逆説的な話になるけど、

  1. 色んな男性を経験して
  2. H前後の態度の違いを学んで
  3. Hする前に本心を見極められるようになる

しかないね。」

「敢えて遊ばれるしかないんですか?」

「その覚悟は要るだろうね。」

「どこかで傷ついて立ち直れなさそうです。」

若気の至りでも済まされないしね。本当はもう少し若いうちに女4人で男性経験を積んで男の本心をシェアできていれば良かったんだけど。」

「タブー化しちゃったしなぁw」

「だったら、小さな傷で済むように敢えて女性側も遊べば・・・・・・・・・・いい。

「うーん、なるほど。」

そして私はスプーンを置き、座り直してこう言った。

「でさ、その手始めに私はどうだい?」

「へ?」

「事情を知っている私なら君が傷つくこともない。それに、男の匂いがする女も色気があって魅力的だよ。今日のことがきっかけで、気になっている人からアプローチされるかも。」

「へ???」

私の突然のH 打診 に、案件は吉備団子をスプーンに乗せたまま固まっている。

無理もない。今はまだ16:30だし、明るい店内には軽快なBGM、ママ友たちの笑い声、カトラリーが食器に触れる音で溢れている。

唖然とした表情で私の目を見る案件に、「私は本気だ」と目で訴える。

さあ、頷け。頷いて私に”連日即”をプレゼントしてくれ。

旅ナンパ中国四国編6日目後編<岡山県2>へ続く。

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