「お箸の国」の、心がちょっとほんわかする話。

 

 

ナード・アロマテラピー協会認定校

Natural Therapy

ｔｒｏｉｓ

 

 

自然のリズム、自然の力で

ブレないサビない心と体。

シンプルで豊かな暮らし。

 

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ブログにお越しくださいまして

ありがとうございます。

 

香りと食の

セラピスト＆インストラクター

 

佐藤 三知代です

 

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お盆休みをいかがお過ごしですか？

 

我が家では

夫も通常通り仕事に出ていまして、

普段通りの毎日を送っています。

 

 

一つ変わったことといえば、

娘が家に戻ってきたこと。

 

 

お盆休みに入る直前、

娘がイタリア留学から帰国。

娘が家にいると、

やはり家が賑やかになりますね＾＾

 

 

 

今日は、その娘を迎えるために、

地元の駅に車を停め、

電車で成田空港まで出かけてきた時のお話。

 

 

帰国の日、

飛行機にはトラブルもなく、

無事に成田空港に到着。

 

 

到着後もスムーズに

落ち合うことができた娘と私は、

地元の駅に向かうべく、

成田空港を発車する電車のホームに

向かっていたのですが、

 

 

実は「発車まで時間がない！」という状況でした。

 

 

この電車に乗らないと、

電車の連携が悪くて、

帰宅まで倍以上の時間がかかってしまうことから、

どうしてもこの電車に乗りたかった私たち。

 

 

大きなスーツケースと

手荷物をエイやっと持ちながら、

ホームに降りるエスカレーターを

懸命に下っていました。

 

 

その時、そんな私たちの様子を見ていたであろう

JRの職員の方が、

 

 

「ご乗車のお客様がいらっしゃいます。

　ご乗車のお客様を待ちます。」

 

 

と、マイクで放送してくださったのです！

 

 

そして、

私たちが乗り込むのを見届けてくれた後、

電車の扉を閉めるように

合図をしてくれました。

 

 

「ありがとうございます！！」

 

 

私たちは

そのJRの方に満面の笑みでお礼を言って

深々と一礼をしながら、

成田空港駅を後にしました。

 

利用した電車の写真

無料の写真提供サイトからお借りしてます

当日はそんなこんなで写真なんか取れないものね（笑）

 

 

 

さて、

そんな温かい気配りをしていただき、

電車に乗り込んだはいいものの

空席はポツポツと見えるくらい。

 

 

 

ちょっと座りたいところではあるけど、

まあ、しょうがない。

このまま立って帰ろう、と思っていた時、

私たちが立っていた場所に

近いところに座っていた女性が

 

 

 

「どうぞ座って＾＾」と

 

 

 

私たちのために、

席を移動してくださったのです！

 

 

なんとも申し訳なかったのですが、

せっかく声をかけてくださった

その女性のご厚意を

ありがたく受けさせていただいて、

座らせていただくことにしました。

 

 

 

帰国して早々、

「あ〜イタリアに帰りたい〜！」

と、そればかりを口にしていた娘も

 

 

「やっぱり日本って素晴らしい国だよね。

　電車もきれいだし！

　イタリアでは絶対そんなことない。

　まず時間通りに電車は来ないし、発車しないし。

　何より、こんなに温かい思いやりや

　気配りを感じたことはないな〜」

 

 

と、今度は日本をベタ褒め（笑）

 

 

そんな話で盛り上がりながら、

乗り換えの駅に到着。

 

 

実は、この乗り換えに際しても、

時間は３分程度しかなく、

大きくて重い荷物を持っての移動に、

 

 

「こんどは無理だね〜

　まあ、無理なら次ので行こう」

 

と、娘と話しながら

乗り換え先の電車のホームに向かっていました。

 

 

すると、またしても良いか悪いか

ちょっと頑張れば乗れちゃう！という

ところまで来ることができました。

 

 

とはいえ、重い荷物、

またしてもエスカレーター・・

（階段じゃない分、十分良いんですが）

 

 

発車のベルがなる中、

「よし！」と覚悟を決めて

エスカレーターを早めに降りるべく、

重い荷物に手を掛けた瞬間、

 

 

 

「持ちますよ＾＾」

 

 

と一人の男性が声をかけてくださったのです。

 

 

 

「え！でもこの荷物相当重いので・・」

 

 

「大丈夫ですよ。

　それに私もあの電車に乗りますので」

 

 

と、その男性がひょいっと

スーツケースを持ってくださって

ささっと電車まで荷物を運んでくださったのです！

 

 

「あ、ありがとうございます！！」

 

 

私はエスカレーターを降りながら

大きな声でお礼を叫びつつ（笑）

その男性と一緒に、娘共々

無事に電車に乗り込むことができました。

 

 

乗り込んだ後も、

私たちがその電車を降りるときも、

「本当にありがとうございました」と

一礼させていただきました。

 

 

男性も「いえいえ＾＾」と笑顔で

言ってくださいって、

なんとも心の温まる

やりとりをさせていただきました。

 

 

電車を降りた後、

娘とパッと顔を見合わせて、

 

 

「思いやりとやさしさとあたたかさの三連発！」

「ニッポン万歳！」

「信じられないくらいありがたい！

　みなさんありがとうございます！」

「素敵な一期一会に感謝！」

 

 

そんなことをワーワー言い合いながら、

笑顔で自宅のドアを開けることが

できました。

 

 

 

 

 

「お箸の国の人だから・・ーー」

 

 

以前そんなCMがあったように記憶しています。

（なんのCMかは忘れましたが、

　吉永小百合さんのセリフだったような・・）

 

 

 

「お米を主食として食べる国の人」は

温厚で、気持ちが安定した民族が多いという

ことは民俗学的に見ても

よく言われるところですが、

 

 

日本人も

「お箸の国の人」＝「お米を食べる国の人」

 

 

殺伐とした世の中だとか言われていますし、

凶悪な犯罪も一方では起きていること、

それも現実ですが、

 

 

日本人の根底にあるものは

お箸の国の、温かくやさしいエネルギー。

 

 

そこを信じていいんだな〜って

今回の経験でより実感することができました。

 

 

 

食文化と思考は

とても深いつながりがあります。

 

特に主食を粉を加工したもので摂るか、

（小麦粉など）

粒で摂るか（米など）ということは

その人の思考に大きな違いを生むんです。

 

あ、どちらが正しいとかじゃなくてね。

 

 

 

 

何れにしても、

 

お名前も知らないけれど、

二度と会うこともないかも知れないけれど、

 

いただいたその思いやりや優しさ、

そして感動と感謝の気持ち、

 

私にできることで

お返ししていきたいなと思っています。

 

 

 

 

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