老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

介護とは ⑳{申し訳ない}

2020-07-05 10:31:55 | 介護の深淵
1588 介護とは ⑳{申し訳ない}

あと少しで透析を終えようとしたとき
血圧が急激に下がり90/40の数値になり
胸がしめつけられ、嘔吐しそうで、便意をもよおしてきた

看護師を呼んだが間に合わず「便失禁をしてしまった」。
我慢をしたのだが、我慢しきれず肛門括約筋は、私の言うことを聞かずに緩め解放してしまった。
大人になってから初めての便失禁
あともう少しで透析を終えるところだったのに・・・、と思っても
あとの祭りであった。

ナースコールを押し「便失禁した」ことを看護師に伝えた。
肛門から臀部にかけ便がまとわりつき気持ちが悪かった。
透析をしながらの状態で、男性看護師は便を拭き取り紙おむつをつけた。
もう生きた心地がしなく、「申し訳ない」「すいません」の言葉を繰り返し話していた。



コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  幸せを感じる | トップ | ブログ お休み »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

介護の深淵」カテゴリの最新記事