老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1208 ; 何処で暮らすかは、自分が決める

2019-07-20 05:01:22 | 老いの光影 第5章
何処で暮らすかは、自分が決める

先日、救急で搬送されたあい婆さん
退院許可が出た

妹夫婦は、「夜、一人でいることが心配、施設入所しかない」
介護施設に入所できれば安心

それは誰にとっての安心してなのかな、と
一人暮らしよりは、介護施設で過ごす方が
「安全」を得るが、失うものもまた大きい

魚には申し訳ないけど
腐った魚のような目になり、 認知症が進む
介護施設の入所
人それぞれで
幸福な老人もいれば不幸な老人もいる

問題は
当の本人が
住み慣れた家で暮らしたいのか
介護施設を選ぶのか
またはサービス付き高齢者住宅にするのか
それは本人が決めることである

最期の生きる場所を変えるということは
この世に生まれて来るよりも
困難なことである
大勢のみず知らずの他人と出会い、そこで暮らすことになる
なによりも「自由」な時空間が奪われることである
自由な時空間は自分らしさを創ってくれる





コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1207;風景も老いた | トップ | 1209 ; waifから誕生日前のpr... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2019-07-20 12:53:00
本当ですよね・・・
でも中々
周りの人にわかってはもらえません
何処で死ぬのかの自由くらいほしいですよね
Unknown (星光輝)
2019-07-21 02:54:18
コメントありがとうございまーす
》何処で死ぬのかの自由くらいはほしいですよね

本当にそう思います
自分は19才の春に
津軽海峡を渡り
仙台を起点に
流転の暮らし

仙台ー京都ー東京都牛浜ー東京都北千住ー東京都杉並区ー茨城県筑波山の麓ー今は、南陸奥に棲む

生まれ故郷の北海道ニセコで最期を迎えることは難しく
海が見える処で逝きたい、と
今はそう想っています

コメントを投稿

老いの光影 第5章」カテゴリの最新記事