鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
好きな日本酒の感想、等を、写真でメモ

G. L. Pease - JackKnife Plug (New World Collection)-②

2018年10月22日 | パイプタバコ
2018年 10月

G. L. Pease - JackKnife Plug (New World Collection) の続きとなります



この缶の中に


こんな

プラグが入っているのですが


これが少々面倒くさいのですが お好みで カットを変えれるところが
味の深みを生みます

このナイフで切り分けたのですが



これくらいの大きさにしてみました。-A

Greg Pease さんお勧めの 細いカットのもやってみました-B

それぞれ感想を述べますね。


感想

A の場合
前回の記事で このタバコ とんでもなく美味いと書きましたが
まさにその通りの美味しさです。
一つは その甘さにあるのですが
甘さというより その甘さの質に在ります。
点火してすぐに紅茶のような甘さが来るのですが ブライトバージニアでしょうか
やんわりとしつこくない上品な甘みが来ます それと同時に出汁のような旨みも感じます。

レッドバージニアも深い甘味を出しますが どちらかというとやはりブライトの方が強いようです。
いつもなら ここで ペリクの酸味を含んだ・・・
となるのですが このタバコにペリクは入っていません
そして ペリクに変わって ケンタッキーが入っているのですね ここが違うのですが
驚いたのは この ダークなケンタッキーなんですね。

一般的には味をドライにするのはケンタッキーです
甘さもドライになります 
そして ケンタッキー独特のスパイシーさと ストロングな刺激でしょうか。

なのでケンタッキーの使い方ひとつで 結構ストロングな味わいになるようなのですが
このタバコのケンタッキーは 素晴らしいものがあるようです。
Greg Pease さん得意の ペリク使いに匹敵するほどの ケンタッキーの働きです。

どういうことかというと 確かに ドライでナッティーな甘さを感じますし 
ややストロングなたばこ感も当然あるのですが、このタバコ ペリクをつかっているんじゃ
ないかと錯覚するほどの ペリクに似た感じの味の引き立て役の働きがあるんですね・・・。

バージニアの甘さがグッと起ち上がるんですね 強調されるわけです

ケンタッキーのスパイシーさ についてかんがえてみました
このタバコ アーシーで ウッディーなのですが とりわけ 木の香りが強い気がします
所謂ウッディーな感じが半端ないです。
乾燥した おがくずの様な香りか・・・それでいて甘いんだな 木の蜜のような甘みか・・・。

その辺りもケンタッキーの働きなのでしょうが 
このタバコを喫っていると Sixpence を思い出します
あのタバコにもケンタッキーが入っていたと思うのですが あのタバコで感じた
清涼感が このタバコにもあるんですね
その原因が ペリクかと思っていたのですが
ケンタッキーが原因だったのではないかとね。


いやいや 驚きモモノキですねこれは・・・。
よくぞこんなに上手にケンタッキーを使うものだと感心するわけです。
多少ストロング感はありますが それほどでもなく 独特の味の深みを与えるようです。


このタバコ やはり葉組通り それほど複雑なタバコではありませんが Plug であると
いう事が変化を出していると思われます 味に変化を出させるならば
あまり小さくはしないほうがよろしいと思います。


このタバコのイメージ的な感想をいうと
まず第一に思い出したのは
生まれ育ったところが田舎なものなので 子供の頃 線路わきにいっぱいあった
木工場でしたね。
貨車で運んできた丸太を 搬入しやすいように 線路のすぐ脇にたくさんあった
木工の作業場です。
よくその中で遊んだんですね そうするとその中には 丸太を角材にしたりして
出た たくさんのおがくずが地面に溜まっているのですよ だからそこら中が 木の匂いで
充満している訳です いわゆる ウッディーというやつです。

このタバコの持つドライ感と ブライトバージニア・ケンタッキーのとりわけ
ウッディーな感じがそれを思い出させるのですが
おがくずには甘さなんて無いんですね でもね その時に同時に思い出したのが
昆虫のクワガタなんですね。
あの虫は 蜜のある木に集まって来るんですね それを捕まえる訳です。
このタバコの甘さは そんな木の蜜の味を連想させるんですね・・・。

甘さも素晴らしいものがあります
ドライな甘さが堪りません やみつきになりそうなたばこです これは

ストレートバージニア系の 自然な素朴な甘みと違うのですが 力で感じる甘さ
というか技で感じる甘さ それでいて引き込まれてしまいそうな甘さを感じます。


ペリクなしのケンタッキーのみで これほどペリクっぽい アクセントの効いた
うまいタバコを作るなんて 流石 Greg Pease さんですね
いや 驚きましたね。


さて Plug を刻む場合に シャグのようにするとどうなるのか?
というと
B の場合ですね

ズバリ 甘味が変わります まるでシルクのように 糸を引いて絶え間ない甘味が
強くなります。
ただし たばこ感も増して 少しきつく感じますね
一長一短 というわけです。
多分燃焼温度が高くなるからでしょうかね 広口のパイプの方が美味しいと思います。
私の場合はやはり 或る程度の大きさで 燃焼の変化を愉しむ方が好みでしょうか。
でも 細く切った時の甘味は 凄いものがありますその分ケンタッキーの存在感は
和らぐように感じるのですが 意外ときつくて少し疲れます。

その様に感じました。
ペリク好きの方には お勧めします
この私は 大変気に入りました

それでは また




パイプランキング
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