テルコ(右)「あら、あすかちゃん、いいセーター着てるわね」
あすか(左)「ガッコの文化祭で家庭科部の人の作品買ったの。あったかいよ」
テルコ「久美子も何か買えばよかったじゃない」
久美子「だったらお小遣いちょーだい。買ってもらう以外自分で手に入れられたものないから」
テルコ「あんたも小説書いて稼げばいいじゃない。あすかちゃん自分で稼いでるんだから」
久美子「あたしが書けるわけないでしょ。なんか買えっていうならお金ちょーだい」
あすか「伯母さん退散しちゃったね」
久美子「うちのお母さんケチで世間知らずなのよ。簡単にあすかっちみたいに働けばいいと思ってるけど、中学生に何が出来るのよ」
あすか「お家のお手伝いしてお小遣いもらえば?」
久美子「……労働はイヤ」
あすか「じゃあ出世払いにしてもらったら?」
久美子「お母さんにそんなこと言ってもくれないわよ」
あすか「不思議だねえ。昔、もらったお小遣いすぐ使っちゃったとか」
久美子「そんなことしないわよ。単純に、うちは何もせずにはお小遣いくれない家なのよ」
百鬼丸「(久美子ちゃんは可哀想ですね、がうがう。久美子ちゃんのおうちはあすかちゃんのこのおうちよりずっとお金持ちなのに、がうがう。ぼくが慰めてあげます、がうがう)」
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テルコ伯母さんは、久美子ちゃんの買うものを選ばせてくれる人ではないようです。一流品を一緒に行って買ってくれるのですが、久美子ちゃんがひとりもしくはお友達と出掛けたとき、ろくにお金を持たせてくれないのです。可哀想な久美子ちゃん。
セーターはお人形とは全然関係ないイベントで人形服売ってるところがあったので、そこで買いました。
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