※ちょっとお聞き苦しい表現の言葉がございますが、どうか演出の一つとして受け入れていただけると幸いです。一応伏せ字ですが。
久美子「ただいま……キャーッ!」
ジュニアくん、吊されている。
久美子「あすかっち!なんてひどいことをするのよ。ジュニアくんが何をしたっていうの?」
あすか「ジュニアくんてば百鬼丸の顔にペンキでジョーカーのメイクしちゃったんだよ」
久美子「ぷっ。なにそれ、見てみたーい」
あすか「あいにくもうメイク落としちゃったよ。小型犬はちょっとしたことが命取りなんだ。ペンキだよ?ペンキの匂いと毒で身体を壊しちゃうよ」
あすか「ジュニア、今度百鬼丸に命に関わるイタズラしたら……お前の●袋ひねり潰すからな」
百鬼丸「(ひどい目に遭いましたねジュニアくん、大丈夫ですか、がうがう)」
あすか「百鬼丸、うちに来てから柴犬らしさすっかりなくなったな。ビーちゃんの影響で脳みそビーグル犬化してるんじゃないの?」
ツヨシ「百鬼丸はあすかっちが溺愛してるから、イタズラしないほうが身のためだよ。あすかっちの大事なものの前ではイイ子でいなよ」
ジュニア「……」
百鬼丸「(おお、よしよし。ぼくは結構楽しかったですよ、がうがう、ぺろぺろ)」
ツヨシ「百ちゃん……、きみ、すっかりセラピー・ドッグだね」
ツヨシ(中央)「……このことは大人には内緒にしよう」
久美子(右)「そうね」
あすか(左)「納得いかない」
ジュニア「♡」
あすか(左)「ジュニアくん、お母さんの前ではおとなしいなー」
久美子(右)「それだけあんたがおっかないのよ。あとでジュニアくんに好物のオロナミンC買ってあげなさいよね」
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ジュニアくん、命拾い。
百鬼丸はもともとフレンドリーでしたがこの家に来て、いっそう柴犬らしさは外見だけ、脳みそは洋犬のように人なつこくなってしまいました。
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