この物語はフィクションです。
志のぶ(右)「あすかさん、次も学級委員やりませんか?」
ツヨシ(左)「ぼくからもお願い!」
あすか「うーん、私は個人主義者で、人の上に立つ人間じゃないよ。だいたい学級委員って恨まれるばっかりで、いいことないじゃないか。それに次に立候補して落ちたら恥ずかしいし」
志のぶ「落ちませんよ」
志のぶ(右)「あすかさんが学級委員になってから、授業も自習もみんなスムーズに行くんですよ。それに内申点を考えると沢山やっておいたほうがいいと思いますよ」
ツヨシ(左)「ぼくもあすかっちの家に厄介になってるのも、あすかっちが学級委員だから面倒見てくれるって体裁いいし」
あすか(左)「私は勉強とバイトと小説で手一杯だよ。内申点のことなら、きみがやればいいんじゃない?」
志のぶ(右)「私は映画作りと生徒会で精一杯です。あすかさんなら体力ありますから是非お願いしたいです」
あすか「みんな自分の内申点を上げたいだろうから、きっとたくさん立候補するよ。誰もやりたがらないならとも思うけど、そんなことないだろ」
須伽萬田(すきゃまんだ)先生「あすかちゃん、次回も学級委員やってくれるんだって?助かるよ。きみがやってくれるとぼくら教師が凄くラクなんだよね。是非お願い!」
あすか「え?選挙じゃなくて指名ですか?」
須伽萬田先生「うん。誰もやりたいって子、今のところ居ないんだ」
ノンコ(右)「あすかちゃん、学級委員次もやってくれるのね。数学教えている間、授業聞いてない子いるから助かるわー。お母さん嬉しいわ」
あすか(左)「学級委員なんて、ていのいい雑用係だよ。面倒くさいけど、指名となると断れないじゃないか。須伽萬田先生、先に志のぶちゃんをわざわざここに送りつけて、卑怯だよ~!」
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あすかっち、なし崩しに次も学級委員長やる羽目になってしまいました。
いつになったら図書委員になれるのでしょう?
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