草原で転がっていた
あなたは私が嫉妬深いのと同じ気性があって
熱くって貪欲で
独り占めにしたくって
あなたを愛し憎んだわ
悪夢の夜に負けそうになったと言われた
風が吹き荒れていた
嵐が丘のように
戻ってきたわ 寒いの
その窓から中に入れて
暗くなってきたわ とっても孤独よ
あなたに恋いこがれていたことを知ったの
夜通しさまよったわ
あなたのそばにいたい
この写真にピッタシの曲はこれネ。
訳詞は部分的にしてみた。そのモチーフは英国文学の嵐が丘。
原作を読まないとこの歌の意味がわからないと思ったので一部分にとどめたのさ。
コテコテで言葉遊びが多い英国文学がベースの歌なので現代風に味付けしてみた。大意は変わらないと思う。
参考までに小説の背景を:
英国の郊外、嵐が丘の屋敷に暮らす住人たちのけっこう怖い愛憎劇の果ての悲劇。愛し始めた女性が金に目がくらんで他の男性と結婚しちゃう。やがて立身出世した青年は復讐に燃える。メラメラw
オリジナルは虚実が複雑に交差するので完読はたいへんかも。二世代にわたる長編だ。
日本の小説でいえば夏目漱石の「草枕」以上かも。
草枕は小説だと思って読むと難しくなるが、漱石の心像と踏まえると案外楽に読めるよん。
さてこの写真だが、今回はプレ・秋ということで格調高く文学的な馬場ひゃんにしてみた。
この一葉はたしかアウト・テイクだったと思う。この表現が難しい表情にはこの曲と歌詞が合うと思っている。