全国の赤福ファンの皆様に朗報です!
 
来月、2020年10月3日より、赤福がネットで購入できるようになります!詳しくはこちら↓
 
全国的に有名な「赤福」。ですが、三重はその赤福だけではありません。昔から「お伊勢参り」に訪れる旅人に腹持ちの良いお餅を振舞っていたとされています。

 

そのため、現在も当時の名残が残っていて、お餅の販売が盛んなのです。

 

どの業種でもそうだと思いますが、同業種の会社が多ければ、切磋琢磨し競争すれば商品力(商品の価値)は上がります。

 

赤福が全国区になったのも、こうした背景があるからこそだと思います。

 

と言うわけで、本日は赤福と似ている商品、御福餅、伊賀福を徹底検証すべく、動画をアップしました↓

 

 

こちらは朔日餅シリーズの動画です↓

 

 

これらの動画が面白かったな~、役に立ったな~、面白い奴だな~っと思っていただけた方がいらっしゃいましたら、ぜひチャンネル登録よろしくお願いします。

 

 

 

検証開始

では、検証結果をお伝えしていきます。

 

この記事を書いている人 -WRITER-

焼肉アドバイザー:三重の焼肉一升びん 三代目 浅井大司

東海ラジオ番組パーソナリティ&飲食店経営者としてプロの目線で、三重県を中心に東海エリアでおすすめする飲食店やスポット、お土産品を紹介!特にお店に関しては味だけではなく、おもてなし・雰囲気の総合力が高く、幸せになれる場所をお伝えします。

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しかしパッケージがよく似てます。。

 

 

 

歴史

その昔、赤福以外に、「あかふく」、「赤福餅」、「あか福」など類似品が何種類もあったと伝えられています。

 

色々とすったもんだあったと思いますが、その中で現在残っているのは、「赤福」と「お福餅」の2種類。

 

一般的に赤福が一番歴史が古いと思われがちですが、実は地元ではお福餅が「元祖」と言われていたり。。

 

赤福がなぜここまで有名になったかと言うと、マーケティング面に優れていたから。とも言われています。

 

お福餅はパッケージにも「創業 元文三年(1738年)」しっかりと書かれているように、約280年前に創業されています。

 

一方「伊賀福」の歴史はかなり浅く、約20年前にできた商品です。

 

 

 

パッケージ

 

どのパッケージにも「伊」と「福」がついてるので、赤福と間違えて購入した方もたくさんいらっしゃることでしょう。

 

薄い、濃いはそれぞれありますが、パッケージは全部ピンク色。

 

赤福餅の和橋は伊勢神宮の宇治橋であり、お福餅は二見の夫婦岩が描かれています。(かつてはお福餅のパッケージに擬宝珠のついた和橋の図案が描かれていて、デザインもそっくりでした。)

 

伊賀福パッケージの表面には、伊賀上野出身の松尾芭蕉と伊賀上野城が描かれてます。

 

と思いきや裏面には忍者が描かれています。

 

 

さすは忍者ですね! 裏側で、ひっそりと忍んでいたとは(笑)

 

販売者が大阪の会社だからか、ちょっとユニークで面白い。

 

 

 

名前の由来 

赤福の名前の由来は「赤心慶福(せきしんけいふく)」の言葉から来ているそうです。

 

お福餅の「お福」という名は、二見興玉神社の天の岩屋にまつられるアマノウズメノミコト(天鈿女命)のことを指して言われています。 

 

なので「赤福」の名前をまねたものではありません。

 

 

 

お値段

「赤福」は8個入り760円、「御福餅」は8個入り750円、「伊賀福」は8個入り618円で伊賀福が一番お値打ち(2018年9月現在)。

 

 

 

原材料

 

■赤福・・・砂糖、小豆(北海道産)、もち米(国産)

 

■お福餅・・・砂糖、小豆(北海道産きたろまん100%)、餅米(佐賀県産ヒヨクモチ100%)、水飴、酵素(大豆由来)

 

■伊賀福・・・砂糖、小豆(北海道産)、もち米(国産)、酵素(大豆由来)

 

お福餅はこだわりがあり、産地だけではなくブランド名も記載してあります。

 

また赤福のホームページを見てもらうと判りますが、かなりお客様からの問い合わせが多いような質問には、事細かく詳細が綴られています。

http://www.akafuku.co.jp/product/allergen/

 

 

 

賞味期限

赤福が一番短く、夏期は製造日共2日間、冬期は製造日共3日間。 

 

次に御福餅は2018年1月11日から、パッケージと商品内容のリニューアルを行い、保存料なしで消費期限を従来の3日間から7日間へ伸ばしています。

 

伊賀福は賞味期限が長く約2週間ほど。

 

 
赤福は賞味期限が短く、鮮度にこだわっているようです。
 
お福餅と伊賀福は、日持ちがして、お土産用としては嬉しいですね。
 
 

木製へら

 
3種類ともに木製で大きさ長さも同じくらい。
 
若干伊賀福は長くて先が角ばってます。
 
赤福は「あかふく」とマークされ、お福餅はおかめが記され、伊賀福は何も記されていないシンプルな木製へら。
 
 
 

しおり

 
お餅のお菓子には大体このしおりがついてますよね。
 
 
●赤福
 
 
赤福に入ってるこの「伊勢だより」がすごい。
 
表は版画、裏面は伊勢からのお便りが記されています。
 
365日内容が違うので、赤福を購入して自分の誕生日の「伊勢だより」をゲットする!なんてのも面白いですね。
 
 
この伊勢だよりのコレクターもたくさんいらっしゃるようで、自分の好みの版画を見つけるのも楽しいかも。
 
 
●お福餅
 
 
御福餅についての歴史や名前の由来などについて書かれています。
 
 
●伊賀福
 
 
「伊勢だより」ならぬ、「伊賀だより」。
 
伊賀忍者や松尾芭蕉について記されています。
 
 
 

3種類の食べ比べ

さあ、ここからが本題。
 
3ついっぺんに並べてみました。
 
 
赤福は機械で製造されたように姿が均一で、餡は濃い小豆色。
 
お福餅は手作りなので一つ一つ微妙に姿が違っていて、餡は少し褐色の小豆色。
 
赤福餅が「五十鈴川の清流」を表現しているのに対して、御福餅は「二見浦の波の形」を表現しています。
 
伊賀福は、こちらも手作りで、餡の色は赤福とお福餅の中間くらい。餡の量が若干少なめです。
 
 
●赤福
 
 
パッと見た瞬間、その洗練された姿がとっても上品に感じます。
 
白いお餅は川底の小石を表しています。
 
餡は口当たりが滑らかで、上品な甘さ。
 
もちはモチモチした食感が最後の最後までしっかり残っています。
 
 
 
●お福餅
 
 
やはり伝統をしっかり受け継がれていると言いますか、しっかりとした安定感のあるおいしさです。
 
味わい深く、この3種類の中では一番小豆の強さが強く感じられ、深みがあります。
 
小豆がお好きな方はこちらがおすすめです!
 
お餅の最初のモチッとした食感はほとんど変わりませんが、そのうち解けるようにさ~っととろけてゆく感じです。
 
 
 
●伊賀福
 
 
食べた瞬間は甘さ控えめかなと思いきや、徐々に黒糖のような甘さにも感じました。
 
もちは赤福の食感に近いです。
 
 
 
●記念に三種盛り
 
 
三種類同時に並べてみました(笑)
 
どれも、「こちら赤福です」と出されたらわからないと思います(笑)
 
 
 
 

どこで買えるの?

●赤福
 
愛知・岐阜・三重の東海三県以外の関西方面や、一部関東にも特別販売されているようです。販売所はダントツに多いです。
 
三重県内のパーキングエリアや駅構内でたくさん販売されています。
 
jそしてこれは嬉しい!ネットでの注文が2020年10月3日よりできるようになりました!詳しくはこちら↓
●お福餅
 
手作りにこだわり、販路を一部パーキングエリアなどに限定してます。
 
三重県の二見に本店を構えています。
 
住所:三重県伊勢市二見町茶屋197-1
 
こちらは通販もやっていて、アマゾンや楽天でも購入できます。
 
●伊賀福
 
「赤福」や「御福餅」が伊勢志摩の広いエリアで販売されているのに対し、「伊賀福」は伊賀市の名阪国道沿いにある「伊賀ドライブイン」で販売されているオリジナル商品です。
 
お土産で変わり種はないかなと思われる方は、伊賀福を話のネタに買ってみるのも面白い気がします。何気に「伊賀ドライブイン」で一番人気の商品らしいです!
 
大量生産できないので、予約販売は受付できないとのこと。

https://igadrivein.exblog.jp/6832576/

 

伊賀福に出会えたら「奇跡」かも☆

 

 
好き好きがあると思いますので、ぜひご参考にお買い求めくださいませ。
 
 
と言うわけで本日もご覧いただきましてありがとうございました。
 
 

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