みなさんどうも、7代目インターン生の内田です。
先週は、ブログをもう一つ更新するつもりだったんですが、
決算業務で多忙であったため出来ませんでした。
さて、今日は自称ドイツフリークの自分がドイツの中小企業について少し書きます。
実を言うと、ドイツに留学するまでやインターンを始めるまで、
あまり中小企業というものに目が向いてませんでした。
しかし、ドイツ経済に知見を広げ、またインターンをしていく中で種々雑多な中小企業に触れることで
段々と中小企業に対して関心が高まってきました!
自分がドイツと日本の中小企業を比較する中で大きく違うなと感じた特徴は,
やっぱり輸出競争力が非常に高いことですね。
ドイツも日本と同じで中小企業が多く、経済において屋台骨の役割を果たしているんですが、
ドイツには世界市場でトップ3に入る「隠れたチャンピオン」と言われる中小企業が数多く存在します。
これらの企業はニッチな業界を攻めているため、一般的に知名度は低いです!
しかし、ドイツの中小企業は年間売上額は平均約3億ユーロ、輸出比率は約60%など規模も大きいです。
なので、中小というよりは中堅(Mittelstand)と言った方がしっくりきますね!
何故これほどまでに輸出競争力が高いのかにはいくつか理由があります。
一つには、東西統合による企業の淘汰や近隣国の安価な生産などによって
競争率が激しくなったことが原因となったからだと言われています。
このような競争により、差別化を図って独自性を高めたり、さらに高い技術力を持つことで
価格競争をしなかった企業たちが生き残ってきました。
そして、海外市場に注目したことで、今日におけるグローバル化に順応した企業が
たくさん生まれたのです。
また、充実した職業教育制度や産業基盤がしっかりしていることもドイツの中堅企業の強さ
を支えていると考えられています。
これらの要因により、国内でも安定した優良企業が小さな町にも存在しているので
国内外問わず競争力の高い環境が常に作られているのです。
一方で、日本の中小企業は、大手企業の下請けとなっているところが多く
独自の戦略を広げるというよりは、下請けのための効率化など
によって競争率を上げるのが難しくなっているのではないかと思われます!
このような環境によって、日本と違いドイツには「隠れたチャンピオン」が多く出てきているのです。
まだまだ、書こうと思えば書けるのですが今日はこのあたりで終わります!
これからも、ときどきドイツなどの他の国についての情報発信もしますので
よろしくお願いします。
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