ギャンブラーズ・アノニマスってご存知ですか?
あなたがギャンブル依存症でお悩みなら、一度は聞いたことがあると思います。
ギャンブル依存のことを専門の機関に相談すると100%参加を勧められると思います。
でも、ギャンブラーズ・アノニマスって何?と思ってる人も多いと思います。
しかも参加するのには勇気が必要ですよね。
そんな不安を持った方向けて、わたしの体験を
記事にしました。
正直いうと、私は数回しか参加していません。
ですので、参加したときの雰囲気や参加した感想程度しかお伝えできません。
それでも、参加を迷っている方にはちょっとでも参考になるかなと思います。
ぜひ、最後まで読んで、今後の参加を検討してみてくださいね。
ギャンブラーズ・アノニマスとは
はじめに「ギャンブラーズ・アノニマス」について簡単に紹介します。
ギャンブラーズ・アノニマスは簡単にいうと、
ギャンブル依存症の問題を抱える本人や家族が集う、自助グループです。
ギャンブラーズ・アノニマスのホームページには以下のように記載されています。
ギャンブラーズ・アノニマスは、経験と力と希望を分かち合って共通の問題を解決し、ほかの人たちもギャンブルの問題から回復するように手助けしたいという共同体である。
お金は一切必要ありませんし、開催日ならいつでも誰でも参加可能です。
ギャンブラーズアノニマスのホームページから各都道府県で行われているミーティングの日程と会場が確認できます。
尚、ミーティングには「オープン」と「クローズド」の2種類あります。
オープンミーティングにはギャンブル依存症本人以外でも参加できます。
クローズドミーティングはギャンブル依存症本人のみが参加するミーティングです。
ちなみに私はクローズドミーティングにしか参加したことはありません。
ホームページをみると若干なにかの宗教かな?と感じますが、一切そんなことはありませんのでご安心を。
参加したくても中々勇気が出ない方はたくさんいると思います。
また、実際に参加してみてどんな効果があるのかなと気になってる方もいると思います。
そこで、私の経験をちょっとだけご紹介します。
5回位しか通ってないので、参考程度にしてくださいね。
ギャンブラーズ・アノニマスへ参加してみて
初めて参加したのは、ギャンブルをやめてから数ヶ月が経ってからのことでした。
ギャンブルをやめて少し心に余裕が出てきた頃でしたが、なんとなく今まで参加しようか迷っていた自助グループへ参加してみようと思ったのです。
初めての日は、知り合いや顔見知りの人がいたらどうしようとか、落ちぶれものの集まりの中に自分が参加するなんて嫌だなぁとか。
そんな気持ちで参加しました。
初めての日、開始時間から数分遅れで会場に到着。
ドアも閉まってるし、入ろうかどうか迷いに迷いながら勇気を出して部屋に入りました。
部屋の中は、テーブルを並べて参加者が向かい合うような形で座っていました。
私が入るとすぐに、男性の方が「初めて?」と声をかけてくれ、椅子を用意してくれました。
緊張しながらも席につくと、また別の人がギャンブラーズ・アノニマスについての冊子や資料を渡してくれ、参加している証ということでキーホルダーも頂きました。
皆さん、とても親切です。
人数は約15名ほど。
女性の方は2名ほどいました。
30代前半位から70代位の年配の方まで様々。
しかし、皆さん、ちょっとやつれ顔の方が多いなぁと感じました。
もちろん、私もそんな一人ですが。
皆さん、1人1人順番に様々なことを話しています。
話す内容はギャンブル遍歴から、現在の状況など、人それぞれです。
他の参加者のギャンブル遍歴を聞いてると、私と全く同じような体験をされていることに驚きました。
そして、ギャンブル依存症って、私だけではなく、皆同じようなことで苦しんでいたんだなと思いました。
私の場合は初めてだったので、ギャンブルにハマった経緯から多額の借金をしながらもギャンブルを続けていたことを話しました。
私はギャンブルについて、面と向かって包み隠さず人に話したのは初めてでした。
しかし、この自助グループのルールとして、誰かの発言に口出しすることは禁止です。
皆さん、ただ頷きながら真剣に話を聞いてくれます。
話終わった後は、みんなから拍手があります。
同じ境遇の人とわかり合える場
情けなくて、恥ずかしくて、消し去りたい経験を全て正直に話しました。
みんな同じような経験をしているので、心の中で「わかるよ〜」とでも言われているような感じです。
話し終わったあとは、とてもスッキリした気持ちになりました。
ギャンブル依存症で苦しんでいる人たちが、こうやってお互いを無言で認め合ってると思うとホッとする感じです。
きっとギャンブル依存症じゃない人からすれば、自己管理ができなく、お金にルーズなダメ人間としか思われないでしょう。
だから、さらに自己嫌悪に陥ってしまうのですが、ここではお互いに認め合うことができる。
ギャンブルをやめれるかどうかは別として、
同じ悩みを持つもの同士、お互いに理解しあえることが、参加するメリットかなと思います。
苦しいのは自分だけではないという、ちょっとした安心感を得られる場所だと思います。
この後も数回通いましたが、私の場合はギャンブルなんて二度とやらないという自信があったので通わなくなりました。
もちろん今でも禁ギャンブルは継続中です。
もし、あなたが自助グループに参加しようか悩んでいるなら、一度思い切って参加することをお勧めします。
全てを話すことで気が楽になるはずです。
ちなみに参加するにあたって自分の本名を発表することはありませんし、知られることもありませんのでご安心を。
ギャンブラーズ・アノニマスに参加していればやめれるの?
自助グループに通い続ければ、ギャンブルをやめることができるのか?
気になるところだと思います。
私の考えでは参加することにメリットはあるが、克服する場所ではないと感じました。
参加者の中には、またパチンコをやってしまったという失敗談を話す方もいます。
そんな話を聞いてしまうと、何度か通うに連れて仲間意識が出てしまい、自分もギャンブルに手を出してしまうような気になります。
「依存症なんだから失敗して当たり前」という感情になりそうです。
だからといって自助グループのことを否定するわけではありません。
ギャンブルをやめられず自己嫌悪に陥ってる人には、ぜひ参加することをオススメします。
また、人生に対して自暴自棄になりそうな方にもおすすめです。
認め合う仲間がいるだけで、精神的に楽になります。
きっと自分の病的なギャンブル癖と同じような経験をしている参加者とたくさん出会えます。
似たような症状を持つ人たちが多く、ギャンブル依存症は本当に病気なんだなと感じることができると思います。
私は数回しか通ってないので、継続して通っていけば、どんな効果があるかはわかりません。
あとはあなたの判断です。
何でもいいので、最初の一歩を踏み出しましょう!