こんにちは。
日本で唯一の、離島を旅する難聴治療専門鍼灸師のチベットです。
突発性難聴という病気は、ネットではいろいろ「解説」されていますが、未だに詳しい原因や病態が解明されていない難病です。
ある日突然、片耳が聞こえなくなってしまう。
その恐怖や不安、絶望感は、当事者でなければわからないものでしょう。
片耳のみに発症するからこそ、残された耳の不安が常に付きまとうもの。
もし、残された片耳まで聞こえなくなったらどうしようとか、
このまま一生聞こえないままだったらどうしようとか、
家族にも不安な気持ちを理解してもらえなくて、
辛くて、苦しくて、
毎日メソメソ泣いている患者さんが多くいます。
僕は左耳の調子が昔からよくないけれど、幸いまだ難聴ではない。
だから、患者さんの苦しみや不安に、共感することはできません。
僕は難聴専門の鍼灸師として、毎日患者さんと接しているわけですが、
僕たち治療家が患者さんにしてあげられることは、ほとんどないのではないかと感じています。
もちろん、うちに通うことで聞こえが改善する人もいるし、感謝されることもある。
患者さんの感想文を読むと、こっちまでもらい泣きしてしまう。
でも、
本当の意味で、患者さんを救うということは、いったいなんだろうか?
僕たち治療家が、メソメソしている患者さんに、何をしてあげられるのだろうか。
たぶん、話を聞いてあげることくらいなんじゃないだろうか。
受け止める、というべきかな。
治療技術だけで人を救うことができるなら、こんなに苦しむことはないだろう。
患者さんの苦しみを少しでも癒してあげたい、
助けてあげたい、
そういう気持ちは治療家なら誰だって持っている。
技術を学んだり、研鑽するのは当然のこと。
では、
本当に、患者さんの苦しみを癒すということは、いったいなんなのだろうか。
答えなんかないけれど、
メソメソしていた患者さんが、笑顔で玄関をでていくこと。
僕にとっては、それが医療の本質なんじゃないのかなと思っています。
信頼がなければ、人はついてこない。
信頼こそが医療の原点であり、それは患者さんの笑顔が証明していると、僕は思うんです。
言葉ではいくらでもいいことを言える。
人をだますことも、裏切ることも、たぶん簡単だろう。
でも、僕は治療家でありたいから、
患者さんの人生を応援する存在になりたい。
治療技術を磨くのは当たり前で、
もっと、
なんというか、
患者さんに安心感を与えられる存在でありたいと思ってる。
そのためには、絶対に自分を裏切らないことだろうと思う。
自分を裏切る人間は、簡単に他人をも裏切るもの。
メソメソしている患者さんが笑顔になるのは、きっと安心感が得られるからだろうと思う。
僕は、そういう人を応援する治療家でありたい。
信頼こそが、医療の原点だから。
チベットでした。
この曲大好き。
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