最近、鍼治療に来てくれる
小型犬のワンコさん。
怖がりの水の性格と
怒りん坊の木の性格を
あわせもっています。
飼い主様にさえ
心を許していない子です。
ワンコさんは
飼い主様のことを
いつも一緒にいる人で
ご飯をくれる人として
認識してします。
でも、飼い主様に対してさえ、
常に緊張して
何かあると噛んでくるそうです
ワンコさんも飼い主様も、
お互いに緊張状態で
困っているようです
飼い主様は、ワンコさんに
噛まれないように
嫌われないように
いつもワンコさんの
ご機嫌を伺っている状態です。
このワンコさんは
ケージなどに入れられるのが嫌いで
入れると怒って騒ぐので
家ではいつも自由行動だそうです。
そして、夜になると
家の中で「破壊活動」をするそうです。
あるトレーナーさんに相談したら
「たくさん散歩させると
ストレスが発散されるし
肉体的に疲れるから
きっとよく寝るようになりますよ」
と言われたので、
毎日せっせとお散歩をしたそうです。
ところが、お散歩した日ほど
破壊活動が激しいのだそうです
天気が悪くてお散歩できなかった日は
破壊活動をしないのだそうです
この話を聞いて、
この怖がりのワンコさんにとって
外の世界は怖いものばかりで
散歩がストレスになっている
のではないかと思いました。
それで、飼い主さんにお話しして
お散歩は排泄のためだけにして
用が済んだら
すぐに帰宅してもらうことにしました。
そしたら、このワンコさんは
夜の破壊活動をしなくなったそうです。
お散歩＝ストレス発散
ではないんですね。
1匹1匹の個性を見極めて
その子に合わせた対応をすることが
大切なのだと改めて思いました。
私の診療では
性格を東洋医学的に五行分析して
診療しますが、
五行分析は診療だけでなく
動物さんとの付き合い方を
考えるうえでも役に立つようです。
皆さんも、動物さんの性格を見極めて
付き合い方を工夫してみてください。
散歩が嫌いな犬がいたって
いいじゃないですか
ゴーヤを食べる猫だっていることだし
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