気持ちが落ち着いてきた花ちゃん | しちふくのひとやすみ

しちふくのひとやすみ

獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

花ちゃんはトイプードルの女の子です。



花ちゃんは落ち着きがなく、
小さい頃からチャカチャカしていたそうです。

maoさんのトレーニングを受けて
だいぶ落ち着いたそうですが、
鍼治療を始めた頃は
お母さんにしがみついて暴れるため
数本しか鍼を打てなかったり、
マッサージだけで終わることもありました。

花ちゃんはストレスを感じやすく、
ストレスがたまってくると
自分で自分の毛を噛みちぎってしまいます。

そのため、花ちゃんはいつも毛が薄く
ちょっと寂しい外見になっていました。

花ちゃんは約1年前から
鍼と漢方薬の治療を受け始めてくれました。

花ちゃんが毛を噛みちぎっている場所は
脇腹や腿の外側でした。

これは胆の経絡に沿っています。
経絡というのはツボ〈経穴〉が連なった
 氣の流れるラインのことです)

ストレスの影響を受けやすい臓器は肝です。

東洋医学的に肝と胆はどちらも木に属し、
裏表の関係にあります。

肝が裏で、胆が表です。

花ちゃんは落ち着きがない火の性格です。

火は表面に表れやすいので
花ちゃんの感じたストレスは
裏である肝の経絡でなく
表にある胆の経絡に現れたのだと思います。


わんわん  にゃー  わんわん  にゃー  わんわん


治療をはじめた頃の花ちゃんは
興奮してお母さんにしがみついて
大暴れしていました。

鍼を1本しか打てない日もありました。

花ちゃんが興奮すると、
お母さんも声のトーンが上がって
早口になってしまいます。

飼い主さんには、
花ちゃんが興奮したときこそ、
お母さんが深呼吸して心を落ち着け、
できるだけ低い声でゆっくり話すよう
お願いしました。

花ちゃんには
気持ちや肝を落ち着ける漢方薬を
飲んでもらいました。

1年経った今では
花ちゃんは落ち着いて鍼治療を
受けてくれるようになりました。

こんなに鍼を打っても、
静かにジッとしています下矢印


毛を噛みちぎる行動も減りました。

調子の良いときは噛みちぎりがなくなります。

今でも、ストレスがたまると
毛を噛みちぎることがあります。

これだけ気持ちが落ち着いてきたので、
噛みちぎり行動もなくなっていくと思います。

鍼灸治療というと筋関節疾患だけと
思われる事が多いですが、
気持ちの問題や内臓疾患が
改善することもあります。

そのことを知っていただきたくて
花ちゃんのことをご紹介しました。

ブログ掲載を快諾してくださった
花ちゃんの飼い主さま、
ありがとうございましたおじぎ


 

 

コメント欄は開けてありますが、すべてのコメントに個別にお返事をすることはできませんのでご了承ください