アニマルヒーリングクラス7回目 | しちふくのひとやすみ

しちふくのひとやすみ

獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

動物自然療法協会主催の

アニマルヒーリングクラスに参加しました。

 

昨年8月に始まり、

月1回で開催されてきた

全8回のコースの7回目です。

 

今回は空間共鳴セラピーの3回目。

 

講師は熊谷永浩先生

 

空間共鳴セラピーとは、簡単に言うと

人間や動物の関係性の問題を

解決に導く手法です。

 

話の登場人物(動物も含む)を

シンプルな物に置き換えて

関係を可視化します。

 

 

 

人や動物の関係性を

頭の中だけで考えていると

複雑に絡み合って

分からなくなることもあります。

 

 

 

 

 

そこで、例えば家族関係を考える場合に

お人形を家族に見立てて

模式的な部屋の中に並べてみます。

 

 

人間関係を頭の中だけで考えるより、

実際にお人形を並べてみるほうが

何かの気づきがあるかもしれません。

 

実際の空間共鳴セラピーでは

人形を使うわけではなく、

もっとシンプルに関係を可視化します。

 

そして、セラピストが声をかけて

相談者さんが自ら問題点に気づくように

誘導していきます。

 

誘導と言っても、

セラピストの意図する方向に

持っていくのではないのです。

 

セラピストは相談者さんが

自ら気づきを得るように

場を整えるだけです。

 

でも、それが難しいんです。

 

相談者さんの気づきに

セラピストの意図が影響を与えないようにするためには

セラピスト自身が整っていないといけません

 

セラピストは相談者さんに対して

ジャッジもアドバイスもしません。

 

正論を振りかざせば

問題が解決できるとは限りません。

 

いかにも相談者さんを思いやっているような

アドバイスによって

相談者さんの思いが散らかされた結果、

相談者さんが何をしたらいいか

かえって混乱してしまうこともあります。

 

セラピストは相談者さんの話に

共感はするけれど、

相談者さんの感情に

巻き込まれないようにしなければなりません。

 

セラピストは、相談者さんの感情と

セラピスト自分の精神の間に

きちんと境界線を引くことが大切です。

 

そのためにも、セラピスト自身の

心と体が整っていることが大切です。

 

講座の最後のほうで、

熊谷先生が受講生を相手に

空間共鳴セラピーの実演を

してくださいました。

 

熊谷先生は全く誘導しません。

 

相談者さんの話の合間に

「うん、うん」、「そうなんですね」

と言っているのがほとんどです。

 

それなのに、相談者さんが

悩んでいる人間関係について

深い気付きを得ることができました。

 

不思議な感じがしました。

 

熊谷先生が場を整え

ほんのちょっとの言葉を入れるだけで

相談者さんが自ら気づいていきます。

 

場を整えることが大切なのだと思います。

 

場を整えるためには

セラピストが整っていなければなりません。

 

8月から始まったアニマルヒーリングクラスでは

自分を地道に整えることを

ひたすらに学んできました。

 

他者を癒すためには

まず自分が整っていなければなりません。

 

ここで学んだことは

日頃の診療で飼い主様とお話する場面にも

生かせそうですわんわんにゃー

 

 

アニマルヒーリングクラスも、あと1回。

 

楽しみですニコニコ

 

 

 

 

 

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