我が子のことは自分で考えて | しちふくのひとやすみ

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獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

先日、書いた低気圧と月と症状という
天気痛予報についてお知らせしました。

この記事を読んだ飼い主さんから
ご質問をいただきました。

その飼い主さんのワンコさんが
気圧の関係で嘔吐するように思える、
つまり気象病が疑われるのだそうです。

その飼い主さんはこれまで気圧アプリを
使っていたけれど
私の記事を読んで天気病予報も
見ることにしたそうです。

すると、気圧アプリで大丈夫と表示されても
天気痛予報ではやや注意と表示されるなど
違いがあるのだそうです。

「どちらを信用したら良いですか?」
とのご質問でした。


気圧アプリは気圧の変化だけを見ています。

気圧が下がるとき注意するよう表示されます。



天気痛予報は気圧だけでなく
天気変化も合わせて評価しているようです。


天気痛予報では気圧が下がることだけでなく
気圧の変動幅の大きさを評価するようです。

気圧が上がるときでも変動幅が大きければ
天気痛発生のリスクが高いと
判定するようです。



なので、気圧アプリと天気痛予報の判定が
異なるのだと思います。


そして、とても大切なこととして、
気圧や気候で体調を崩す場合、
必ずしも「今いる場所」の気圧が低い
とは限らないのです。

このことは前回の記事にも軽く書きましたね。

もちろん、今いる場所の気圧の影響で
体調不良になる子もいます。

でも、今いる場所は天気が良くて
気圧も安定しているのに
気象病の症状が出る子も多いのです。

あと数日で低気圧が来るときに
体調を崩す場合も多いのです。

例えば関東に住んでいるなら、
低気圧や台風が九州や関西にいるときに
体調を崩すこともあります。

低気圧が東海地方にいるといに
体調を崩す子もいます。

低気圧の位置と体調不良の関係は
個体差が大きいのです。

そのため体調不良が気象病のせいだと
気付かないことも多いです。

特に、気圧アプリや天気痛予報で
今いる場所の情報だけ見ていても
気付きません。

日本全体の天気図や天気痛予報、
または大陸の低気圧や太平洋沖の台風など、
広い視野で見渡して観察することが大切です。




冒頭で紹介した質問者さんに
これらの説明をしたら、
「ウチの子にはどの情報を見れば良いですか?」と更に質問されました。

これは私には答えられません。

その子に関連する情報は
飼い主さんに見つけてもらうしかないのです。

ウチの子が体調不良を繰り返し、
気象病かもしれないと思ったときは、
全国レベルの天気図・気圧計情報・
天気痛予報などを調べてください。

気象病と思われる症状のとき
低気圧や台風が同じ地域にある、
という傾向が見つかるかもしれません。

満月や新月が関係していることもあります。

体調不良と関連する要因は
個体差がありますから、
自分で見つけてもらうしかありません。

万人に共通する気象要因はないのです。

ウチの子が体調不良を起こすとき、
今いる場所の気圧のほかに、
低気圧はどこにあるか、
月の満ち欠けはどうなっているか、
さらには地磁気や太陽の黒点、
花粉飛散量やPM2.5飛散量など、
できだけ多くの情報を検討して、
体調不良と関連性のある事象がないか
探してみてください。

それは他人に教えてもらうのでなく、
自分で調べて見つけることが大切です。

というか、他人は見つけられないです。

見つけることができるのは家族たけ。

中には気象と関係なく
体調不良になる子もいるでしょう。

関係ないと気付くことも大切です。


食べ物についても、
我が子に合う食べ物を
見つけることができるのはご家族だけです。

何を食べたらどうなったか、
確認できるのは家族たけです。

体調不良に影響する要因にしても、
合う食べものについても、
他人には決められません。

試行錯誤して、
自分で見つけることが大切ですニコニコ

我が子のために頑張っちゃってくださいねわんわんにゃー