組織細胞療法 | しちふくのひとやすみ

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獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

ピリカメディカルサロン

自然療法に特化した動物病院です。
 
ピリカの自然療法の2本柱は
東洋医学とドイツ動物自然療法日本ドイツ
 
ドイツ動物自然療法の中でも
特に組織細胞療法に力を入れています。
 
もちろん、前回ご紹介した
ホモトキシコロジー療法もやってます。
 
今回は組織細胞療法についてご紹介します。
 
組織細胞療法は1950年代に
ドイツで始まりました。
 
今年で65周年だそうです。
 
元々は人間のための治療法として開発され、
ドイツでは人間にも動物にも医薬品として
投与されています。
 
自然療法の中では比較的新しい治療法ですが、
65年に渡って効果と安全性が
確認されています。
 
組織細胞療法で使うお薬を組織細胞剤といい、
注射薬、錠剤、点眼薬などがあります。
 
この中で一番種類が多いのは注射薬です💉
 
組織細胞剤という名前ですが
生きた細胞は入っていません。
 
健康な動物細胞の中身の液体だけを
抽出して作られています。
 
この液体の中には酵素やサイトカインなど
その細胞独特の様々な物質が含まれています。
 
体内の様々な臓器の細胞から作られるため、
約100種類の組織細胞剤があります。
 
これを皮下注射すると、
組織細胞剤が作られたのと
同じ臓器に到達します。
皮下注射なので一瞬で終わります
 
到達した組織細胞剤の成分は
臓器の細胞の中に入り込んで働き始めます。
 
このようにして弱った細胞が活性化するため
臓器が元気に働き始めます。
 
 
組織細胞剤の成分は
時間とともに減っていくので
追加接種する必要があります。
 
追加接種の頻度と回数は病状により異なります。
 
 
あしあと   あしあと   あしあと
 
 
組織細胞療法では様々な疾患が
治療対象になります。
 
治療例もたくさんあります。
 
鼻腔内リンパ腫が寛解したネコさんの例は
 
他にも
犬重度の肝不全が改善したワンちゃん
犬初期の心臓弁膜症が改善したワンちゃん
猫炎症性腸疾患(IBD)が軽快したネコちゃん
犬原因不明の腹水がなくなったワンちゃん
犬てんかんの頻度が少なくなり、しかも
      症状が軽くなったワンちゃん多数
犬猫腎不全が軽快したワンニャン多数
犬猫重度貧血が改善したワンニャン多数
などなど、ご紹介しきれないほどの
症例があります。

少しずつピリカWEBサイトでご紹介し、
こちらでもリブログの形で
ご報告していきます。
 
あしあと
 
下痢や嘔吐が止まらなかった猫ちゃんは
大学病院で炎症性腸疾患(IBD)と診断され、
大量のステロイド剤を毎日飲み続けるしかない
と宣告されたそうです。
 
ステロイドを大量に飲み続けると
肝臓、膵臓、骨など全身の副作用が心配です。
 
IBDの猫ちゃんの飼い主さんは
ステロイド漬けは嫌だと考えて
自然療法を受けにピリカに来てくれました。
 
この猫ちゃんは漢方薬・組織細胞療法・
ホモトキシコロジー療法を併用しています。
 
今はステロイドは3~4日に1回少量飲むだけで
あとは自然療法で維持できています。

あしあと

重度のパテラ(膝蓋骨脱臼)で
膝が痛くてその足を着くことができず
いつも3本足でケンケンしていたワンちゃんは
組織細胞剤を注射したら
4本足で歩けるようになりました。
 
あしあと

全身の若返りの細胞剤というのもあり
23歳の猫ちゃんが定期的に来て
注射を受けて元気に暮らしています。
 
あしあと
 
命の期限を言い渡されて
来院されるワンニャンもいます。
 
来院時にはぐったりしていたワンニャンが
組織細胞剤注射とマッサージを受けると
目の輝きが違ってきます。
 
組織細胞療法で寿命が変わるかどうか
ハッキリしたことは分かりません。
 
一つ言えることは、自然療法によって
残された日々を穏やかに安らかに
過ごせるようになるということです。
 
私は西洋医学だけで治療していたころ、
西洋薬の副作用などで苦しむ動物たちを
たくさん見てきましたショボーン

私は決して西洋医学を
否定する訳ではありません。

西洋医学と自然療法を
バランス良く組み合わせて
その子にとって最善の結果に導ければ
良いと思っています。
 
残された日々を苦しみの中で過ごすのは
ワンニャン本人にとっても、
愛する我が子を見守る飼い主さんにとっても、
辛いことだと思います。
 
ワンニャンたちや飼い主さんたちが
穏やかな日々を送れるように
自然療法でお手伝いしていきたいと
思っていますおねがい

ピリカメディカルサロンでは
ドイツ動物自然療法と東洋医学を組み合わせ
より効果的な自然療法を提供しています。
ヒーリングもしています

ドイツ動物自然療法について
詳しく知りたい方は
ピリカの東洋医学について興味のある方は
本当は自然療法が必要なのに
そのような治療法があることを知らないために
治療機会を得られない動物たちがいます。

自然療法のことを多くの方に知っていただき、
必要な方に情報が届くことを願っていますハート

組織細胞療法は皮下注射なので
原則として通院していただく必要があります。

遠方などの理由でどうしても通院できない場合、
状況によっては組織細胞剤やホモトキシコロジー剤を
水薬サプリメントとして郵送できることもあります。

水薬サプリメントを口の中に垂らすと
口腔粘膜から吸収されます。
 
注射に比べると効果は若干劣りますが
何もしないよりはいいかもしれません。

また、本文にはワンニャンと書きましたが
小型哺乳類なら治療できると考えています。
 
どうしてもの方はピリカにご相談ください