はぐくみ幸房@山いこら♪

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ウシガエル

2020年07月05日 | 爬虫類・両生類のお話

 食用蛙で有名なウシガエル。

 ウシガエルは1918年にアメリカから移入され、食肉用として養殖されました。

 ちなみに、ウシガエルを養殖するためのエサとして移入されたのが、アメリカザリガニです。

 そもそも、日本ではカエルを食べる習慣も無く、カエルの養殖事業が廃れるとともに、ウシガエルが野に放たれ、野生化し、外来生物として、各地で問題を起こしています。

 IUCNの「世界の侵略的外来種ワースト100」、日本生態学会の「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選定されるほどの嫌われ具合(^_^;)。

 

 ウシガエルは、沖縄県から北海道まで幅広く定着しています。

 体長は110mm~185mmと大型で、口に入る大きさであれば、ほとんどの動物をエサとして捕食します。

 ウシガエルは、日本に生息する全てのカエルの中で最大のカエルで、しかも、アメリカでも最大のカエルだそうです。

 動きは素早く、後肢の水かきも発達し、泳ぎも達者です。

 オタマジャクシも大型で、全長で150mm。

 ウシガエルの繁殖期は5~9月で、6,000~40,000個の卵を産卵します。

 大型で、口に入るなら何でも食べるウシガエル。

 オタマジャクシも大型で、産卵数も桁違い。

 警戒心が強く、動きも素早いため、捕まえにくい。

 ウシガエルは、本当に貪欲な捕食者で、昆虫、ザリガニなどの甲殻類、小型の哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類まで食べてしまいます。

 口に入れば、カメも、そしてヘビさえも、食べてしまうウシガエル・・・。

 モリアオガエルがいなくなった地域もあり、ウシガエルが与える日本の生態系へのダメージは計り知れません。

 

 ウシガエルは、低く響く声で「ブォーン、ブォーン」と牛の様に鳴きます。

 牛に似た鳴き声から「ウシガエル」という名前がついたようです。

 ウシガエルに気づかれること無く、そーっと、近づいて、驚かせると、高い声で「キャウ~ン」と鳴いて、水の中に飛び込みます。

 雨が降る夜中、たまーに、ウシガエルが道ばたに出てくることがあります。

 

 肝心な情報を1つ、忘れていました!

 ウシガエルの唐揚げは美味しいです!

※カエルの後肢

 機会があれば、是非、ご賞味下さい(^o^)

 

 あと、昔、小学校の理科の授業で、解剖に使われたカエルもウシガエルでしたね。。って、僕の小学校時代に蛙の解剖はなくて、解剖されたカエルの写真を見たくらいけどね。

 

 僕の地域にも、農業用のため池にウシガエルが生息しています。

 ウシガエルの捕獲がてら、アメリカザリガニをエサに、子どもと、カエル釣りを始めようかなー


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