【小心者であれ】リスクの取り方。

チャンスを逃す要因の一つ

こんにちは。元ディーラーの佐藤です。

株式投資は博打ではありませんし、相場は堅実な資金管理のもとに行うもので、過剰な売買は失敗のもとです。
常に資金には余裕を持って、どんな状況になっても対応できる投資スタンスを維持しておきたいですね。

本日は「リスクの取り方。」ということで、過去の相場を踏まえてお話していきます。

7/24(水)の日経平均株価は2万1,709.57円で引けました。

参議院選挙も終わり、ひとつひとつ懸念材料を通過していますが、“杞憂に終わること”の方が多いように感じます。

相場下落時に目や耳から入ってくるネガティブな情報が投資行動を躊躇させますが、

それがチャンスを逃す要因の一つになっているのです。

懸念材料などは、これからもエンドレスに続きますし、相場において、安心して投資できる環境、局面などないでしょう。

リスクを負うからこそリターンを得る

実際、リスクを恐れていては投資などできません。

多くの個人投資家は皆、できるだけリスクを負わず、損失にならないようにしたいのです。

当たり前ですね。

ですが、、、

リスクを負うからこそリターンを得ることができるのです。

ではその“リスクの取り方”ですが、

闇雲に「ここが勝負だ!」と勝手に思い込んで、投資資金のすべてを投入する投資家がいますが、

それでは“度胸試し”をしているようなものです。ギャンブルだと言っても過言ではありません。

私のディーラー時代に、大玉を張り、短期で大きな利益を上げるトレードに魅せられた同僚ディーラーがいましたが、居場所がなくなるのも早かったです。

会社としては、リターンが大きい半面、リスクも大きくなるような不安定な運用担当者では経営戦略上、評価が低いということになります。

コンスタントにコツコツ利益を積み上げられる運用者の方が評価されるのです。

そうですよね。

短期的に稼げたところで長期的に見て損失が大きくなる可能性が高いわけですから。

これはディーラーに限ったことではなく、個人投資家も本質的には同じことです。

憶病(小心者)なくらい慎重である方が身長的

憶病(小心者)なくらい慎重である方が、精神衛生上においてもストレスが掛からず、理想的なのです。

株式投資は博打ではありませんし、相場は堅実な資金管理のもとに行うもので、過剰な売買は失敗のもとです。

よく自己資金のほとんどを相場につぎ込む、とても危険な行動をする個人投資家がいますが、

想定どおりにならないと、冷静な判断ができず、“取り返しのつかない事態”に陥ります。

相場では、未来に何が起こるか誰にもわかりません。

常に資金には余裕を持って、どんな状況になっても対応できる投資スタンスを維持しておきたいですね。

 

みなさんは、現在の資金管理状況は予期せぬ暴落に耐えられますか?

マーケットが開いている限り、チャンスは何度もエンドレスに訪れます。

みなさんの資産が今後も堅実に増えていくことをお祈りいたします。

今日の相場格言
「大玉を張るを誇りとするなかれ」


こちらをクリックお願い致します