未破裂脳動脈瘤つれづれ

未破裂脳動脈瘤つれづれ

2010年に見つかった未破裂脳動脈瘤を持つ私の日常と手術〜術後のBlogです。

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もう、全然更新もしていなくて

「あれ?死んだんじゃ…」感が立ちこめる私のBlog。

 

生きてまーーーーーす。

しかも、手術後2週間ほどで転職して新しい環境でストレス増やしながら生きてまーーーーす(信じがたいタフさ)。

炎天下でバンドの演奏をしたり、自営のデザイン仕事も続けているので、術後の過ごし方としては良い見本ではないかも知れませんwww

ま、これが私の生きる道なのか…悪いわね〜これからも〜よろしくね〜(古い)

おかげ様で手術から一週間で予定どおり帰宅致しました。

結果、とても元気です。

術前〜術後のあれこれはのちほど(*´艸`*)

とりいそぎご報告まで♪

ややや!

急に一足飛びいたしました。

2010年に偶然にも未破裂脳動脈瘤を発見。

その後、6年に渡り定期的にMRI検査を受け、我が脳動脈瘤ちゃんは(通称ぷるぷる)徐々にジョジョにじんわりやんわりと成長し、とうとう昨年2016年にかかりつけのお医者様から「そろそろ手術を視野に…」とのことで手術ができる病院を紹介していただきしていただき…の来週です。
執刀いただく先生はとても名医らしいのでちょっと安心。
それでも紹介されて初めて伺ったときはMRI写真をみたまま20分くらい「うーーん」だったので、私も私の夫も「これはアカンのか?」と観念したものです。
ぷるぷるは5mm弱。

とりあえず半年様子を見てその時に手術を視野に調整しましょうということで年を越しました。

今年2017年4月に再度MRIを撮ったところ、わずかに大きくなっているとの所見もあり、この6月にいよいよ手術です。
なんでもこの一年ほどで使われ出したステントが良さそうとのことでそれでお願いすることになりました。

本日手術4日前です!
いろいろ報告できるのも退院してからになりそうです。
 

I will be back!

遅々として進まない我がBlog…。

何やってんだ、私。
来週には入院だよ。したら、スグ手術だよ〜。さっさと先に行きましょう!

さてさて、MRIでドンガンなり始めたところまでいきましたね。

これが、一定かつ不定(わかりにくい)のリズムでもって、耳元でドガドガなります。

結構うるさいです。なんと言いますか不安になります。
なにせ「高磁気で目が固くなる(いまだにそんな気がする)!」とビクビクして目を固くつぶっているので、自然と音に意識が集中してしまいます。

30分ほど立ったのでしょうか。永遠にも思えた検査にも終わりはくるのです。

無事、出られてほっとしたのでありました。

 

さあ、いよいよ診察です。
先生の前には今撮ったばかりのMRI画像がザザーッと並んでいます…つーーか、先生のモニタースゲー!そんな縦型の三面鏡みたいなモニター初めて見たわ!とかなんとか、目をぱちくりしておりましたら。

先生「kotoriさんね、視界がおかしくなったという話しでしたよね。」

私「ハイ」

先生「それはね〜、偏頭痛の症状の一つでね、たまになったりするくらいならなんてことないです。」

私「(マジかー)」

先生「私も時々、目の前にブラックホール見たいのが見えたりします。よくあることです。」

私「(マジかー!)」

先生「だから、それは大丈夫なんです、け・ど・ね…」

私「(なんだ?)」

先生「ここにねえ…変形がみられて…」

画像を拡大してクリクリまわす。すごい!すごいぞMRI!3Dで全方向から見られるんだね!

あ、なんか変なこぶ見たいのある。

先生「動脈瘤ですねえ。これは、破裂するといわゆるクモ膜下出血という…。」

 

私の頭の中に直径3mm強の脳動脈瘤があることがわかった。

30代以降の女性に多いこと、身内にクモ膜下出血を起こした人がいる場合は破裂の確率があがること、遺伝要因もあるということ…などをつらつらと聞いた。

叔母がクモ膜下出血で病院に運ばれたことがある。

未破裂脳動脈瘤の手術は日本では5mm程度以上からを目安にしているらしい。

私の動脈瘤の部位と形状から、クリッピングもコイル塞栓術も難しとのこと。

ステント手術というのが、このところ日本でも行われるようになったので、いずれ手術を受けるならステントになるだろう。5年後くらいではないかとのことで、現在は少ないステント手術ができるドクターもそのころには増えるだろうとのこと。

 

なんだか大事になっちゃったな。いろいろと重い話しを聞きながら、意識は家族に飛んでいた。
遺伝要素が大きいなら母も妹も検査を受けさせなきゃ…。

さーーて、銀行の奥にある金庫室みたいなガッショーンドアをあけるとありました。
テレビとかで見たことがあるMRIの機械が!
た、たかそ〜う…と妙な部分で腰がひけたワタクシ。
ドーナツ型に入り込む構造の寝台には頭をホールドする部分があり、横たわると耳栓・ヘッドホン(クラシックが流れていた)をして頭を固定されました。

身体もシートベルトみたいな感じでかるく拘束。

不安いっぱいでバクバクしているところに安心材の「お手元ブザー」を握らされました。


ウワサではMRIは耳元で道路工事のごとくドガンドガンやられるとか…。
だから、耳栓。だから、ヘッドホン。
なーーるほどーーー。

「気分が悪くなったらブザーでお知らせくださいねーー♪」との看護師さんの声。

聞こえるじゃんかーーー!

 

ワタクシのありとあらゆる不安をのせてMRIは動き出したのでした。

ウオン…と何かが超高速で回っている中へ寝台が進んでいきます。

目を開けていると、ものすんごい磁力で眼球がだめになりそうな気がしてギュッと眼をつぶってしまいます(これはいまだに)。

そうやっていると、

…ゴン…ガンガンガン…ゴン…
始まりました〜。