子供のころは、「歴史」が苦手というか嫌いだった。
当時は数字と単語を覚えさせられて、数字と単語を書くだけのテストで、クッソも面白くなかった。
しかし、大河ドラマを見たり、「坂の上の雲」を読んだ時、または、「古事記」や「枕草子」の裏話など習ったときなど、
その時代に行ってみたいと思うことが増えた。相変わらず年月日、人名を思い出すのは苦手だが、
その時、どんな人物がどんな世界で、何を考えてどう行動したのかを思いをはせると、とても面白くなった。
今の「麒麟が来る」の信長像も面白い。「うつけ」のゆえんを彷彿させる。
本当は、そういったものが本来の歴史の面白さであって、数字や単語はおまけみたいなものではないかと思うようになっていた。
しかし、それさえ間違いだったかもしれない。やはり、日時と事象はちゃんと記録されないと歴史としては不完全で役に立たない。
実際、自分が自分で見てきた時を指定されて、そのとき何があったか書けと言われて、書ける奴は「何とか症候群」ではないかと思うくらい、難しのではないだろうか?
「1992年7月19日、13時30分、あなたはどこで何をしていましたか?夕食は何時になにを食べましたか?」
。。。答えるのは無理だと思う。ただ、時に、それを思い出せないことが、とても悔やまれることもあるかもしれない。刑事にアリバイを説明するときとか?
同じように、たとえ未来から戻って、今をやり直したところで、結局、正確には覚えているわけもなく、漫画や映画のように、これから上がる株や下がる株で儲けるなどできないだろうし、事件を止めることもできないだろう。
未来ならどうであろう?まだ、起きていないのだから、覚悟次第では歴史は正確な記載となるかもしれない。
「2020年4月1日14:00 インドネシアの空港に行く」とか「2030年3月31日 ジャカルタ最後のと日となった」とか、
自分未来史だったら、数字も単語も決められるかもしれない。
コロナ災禍のこれからについても、希望の歴史を作るのは、自分次第。
「歴史なんだから、たとえ未来史であろうと既に決まっている。」と考えると面白い。
BC0年、コロナが終わる(Before Corona)
AC1年、復興の始まり(After Corona)...な~んてね。
そのAC X年の未来史なのだけど、自分の知恵と力だけでは良いものにはならない:
戦争の場合だと、負けた国と勝った国がいて、双方疲弊しているとはいえ、勝ったほうは比較的、豊かな国となる。
だから、負けた国でも、まずしいながらも、存在するマーケットに向けて、労働、生産をすれば復興のシナリオは成立する。
なので、最初の起爆剤としての”支援”で、売れる製品を作れる体制にもっていければ、復興に向けた、経済の自転を始めた。
(https://media.moneyforward.com/articles/2528 こんな記事もあった)
今回の場合、戦勝国という国はあるだろうか?中国?
中国以外は全世界的にとても悲惨なまま、被害が拡大している。中国はもうコロナを抑えて工場も再開など、結構なことである。
次のコロナを出さないようにしてほしい。SARS, MARS, Covid-19. 全部コロナベース。
O157, O111など大腸菌ベースで問題を起こした国も問題だが、コロナウィルスベースももう勘弁してほしい。変なもの作るなよ・・・
3/31日のデータ; イタリアでは11,591人死亡、スペイン 7,340人死亡、イラン 2,757人死亡、無敵のアメリカでさえ3,008人死亡
日本もインドネシアも、これらからみると、まだ救われている。
しかし当人(あなた)におきる死は100%起きた悲劇であって、確率の問題ではない。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-world-map/
志村ケンさんが、死してなお事の重大さを伝えてくれたことは、すごいと思う。
また、やっと、年齢の問題でないということが、報道されるようになったのも、良い傾向。
ところで、「支援」だが、
支援金で製品を作っても、それを買える(売る)ところがなければ、復活は回っていかない。
ここが、戦争と異なるところかもしれない。
日本政府は、最初の起爆剤として、「中小企業への支援」、「国民生活支援」、などなど検討されている。
ありがたいことである。
願わくば、その「支援」が、
砂にまく水のごとく、干上がっていくことがないようご検討いただきたい。
地球規模で、人が生きるために必要なものへの需要はあるだろう。
単純に、食品、医薬、日用品当たりが、需要かというと、そうではないのかもしれない。
人はパンのみにて生きるにあらず。・・・・・・・ステーキも食いたいし、ラーメンも食いたい。。。じゃなくって。。。
もっと、いろいろあるわけで、それをどう順序つけて、回転させていくかは、敗戦直後の日本のような考察が必要かもしれない。
米100俵、飢え死にすることなく、しっかり食って、かつ来年の年貢米もちゃんと納められるようになるには、
一部の企業だけが、史上最高益!!役員報酬数十億円!!と中小を食い物にしてきた構造では、無理かもしれない。
役員: 「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」
民衆: おまえがいうな!おらのかかぁは餓死したんだぞ。
米騒動や暴動で悲劇が起きないよう、政府の手腕に期待するしかないわけだが、既に一部の国では破綻を始めている。
復興のシナリオとして、大企業優遇の必要はない(十分な企業体力、十分すぎる役員報酬)にしても、
支援するにしても、お金や財が順次回転していく、起点の見極めが必要であろう。
間違うと他国のように、暴動が止まらなくなる。
お金が無いときに食料を争奪しないわけがない。
未来史: AC1年 12月31日、ジャカルタのNHKでも紅白歌合戦の後、ゆく年くる年の除夜の鐘の放送があった。。
こういうくだらない歴史にもならない、平穏な未来史になってもらえるとありがたい(あれ、日本に帰れってないのか?自分)