思春期の成長と良き手本~「ベスト・キッド」(1984年) | ネコ人間のつぶやき

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 いじめられっこの少年が日系人の老人と空手を通じて成長するさまを描いた「ベスト・キッド」(1984年)は80年代を代表する青春物語の1つです。

 

 母の仕事の都合でカリフォルニアに引っ越したダニエル(ラルフ・マッチオ)は、お嬢様のアリ(エリザベス・シュー)と惹かれあう。しかしアリの元カレ・ジョニーたち極悪空手道場「コブラ会」から壮絶ないじめを受けてしまう。そんなダニエルを救ったのはミヤギ老人(ノリユキ・パット・モリタ)だった。・・・

 

"karate kid" Photo by 7th Street Theatre Hoquiam, WA

source: https://flic.kr/p/2fzR8HV

 

 ミヤギはとにかく優しい。彼の指導もスパルタとは程遠い。ダニエルにとって師匠でもあり親友となるミヤギ。

 

 ミヤギには日系人として第二次世界大戦に駆り出され、その一方で家族は収容所で亡くなった悲惨な過去を抱えて生きているのです。

 

 孤独なミヤギの優しさは哀しみから生まれたのでしょうか。

 

 そういうミヤギだから最初は空手を復讐の道具とみなすダニエルに「そうじゃないよ」と言う。「大事なのは技術じゃなくて心だ」と。

 

 ミヤギは言う。「ダニエルさん、すべてはバランスじゃよ」。

 

 思春期はどんな人物と出逢うかが大きいですね。その後の人生が変わります。ミヤギのような人生の師と出逢えたら幸せなことです。

 

 ミヤギ老人から風変わりな修行を受けるダニエル少年の姿が印象深いのです。

 

 「フラッシュダンス」や「フットルース」もそうですが、80年代の青春ものって単純明快な設定とストーリーだけどすごくいいのです。そして珠玉の音楽ね。

 

 

 

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