今回は「タロットカード殺人事件」(2006年)です。ロンドンの劇場で手品師シド(ウディ・アレン)の舞台に上げられたジャーナリスト志望の女子大生サンドラ(スカーレット・ヨハンソン)は、タネのボックスの中で敏腕記者ジョー(イアン・マクシェーン)の亡霊からタロットカード殺人事件のスクープを聞かされて・・・。
"Scarlett Johansson with glasses (from Scoop, 2006)" Photo by Beauties in Glasses (Movies)
source: https://flic.kr/p/2iyLFfw
ちょっとダサくて天然ですがチャーミングなサンドラは、ジョーの耳打ちで犯人が貴族の御曹司ピーター(ヒュー・ジャックマン)だと知ります。
で、俄然スクープをものにすべく彼に近づき暴走しちゃうんです。
でも彼女は素敵なピーターに恋しちゃうんですね。「恋は盲目」と言いますけども、サンドラに巻き込まれて協力するシドが、彼女にピーター犯人説を唱えても全く聞く耳を持たなくなっちゃう。
さて、どうなることやら・・・というコメディです。
「この娘には敵わない。彼女にはユーモアのセンスがある。ユーモアがあれば世界はこれほど悲惨じゃない」。
シドがサンドラを舞台に上げた際に彼女を評した言葉が名言なんですね。
ユーモア~笑いと思いやり~があれば、心豊かに生きて行ける。サンドラを見ているとそう思えるんですよね。
シドのような皮肉屋の悲観論者でなくとも悲観的にならざるを得ない危機的な状況がありますが、気持ちのゆとりがなくなった時こそ、ユーモアと笑いを大切にしたいものです。
私は子ども時代、土曜の夜8時はドリフの「8時だョ!全員集合‼」を欠かさず観てました。
いかりやさんの「オイ~ッス!」に「おい~っす‼」と返し、夏の定番・幽霊コントでは「志村、後ろ、後ろ‼」とブラウン管に向かって突っ込んでましたね。
思えば楽しいことが少なかった子ども時代の私は、志村けんさんの笑いで随分救われていたと思います。ご冥福をお祈りいたします。
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