あの頃以上の友情はない~「ジャージー・ボーイズ」(2014年) | ネコ人間のつぶやき

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 今回はクリント・イーストウッド監督の名作「ジャージー・ボーイズ」(2014年)です。本作はフォーシーズンズのスタンダード「君の瞳に恋してる」誕生秘話なんですね。あの素晴らしい歌にこういう秘話があったとは…。

 

"Jersey Boys ~ Original 27x40 Advertising Poster" Photo by Erica Mitchell

source: https://flic.kr/p/2hPuxFn

 

  ニュージャージーの田舎町。フランキー・ヴァリたち4人組はケチな犯罪を繰り返していましたが、バンドを組む彼らには美しいハーモニーと絆があったのです。

 

 どん底生活から這い上がるべく、若者4人はフォーシーズンズとしてデビューし、「シェリー」のヒットで夢をかなえてスターとなります。

 

 でも、夢が叶うと強固な絆がほころびだすのですね。成功するために一緒に頑張って来たのに、それが叶うと互いに罵りだす。

 

 フランキーは大事にしていた家庭を多忙もあってないがしろにし、愛娘が道を踏み外してしまう。

 

 成功=幸せとあれほど信じていたのに、そんなにシンプルではなかった。階段を駆け上がったはずが坂道を転がり落ちていた。

 

 ないないづくしであるのは音楽と友情と夢だった。でも思えばあの頃が一番幸せだったかもしれない。

 

 それにしても、あの時代ほどの友情って二度とないのかもしれませんね。

 

 ニュージャージーの薄暗い街灯の下で「シェリー」をハモり踊る4人の姿が幻想的で美しく、そしてジンワリ・・・。

 

 

 

 

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