正しさを盾に取ると自分も人も傷つける

 

 

 

 

 

 

 

私はずっと正しいことは

 

良いことだと思っていました。

 

自分も正しい人間であるべきだと思っていたし、

 

正しい人であれば

 

みんなからも愛されると思っていたのです。

 

テレビでも正義の味方は

 

みんなから愛されますしね。

 

 

 

セッションでお会いする方にも

 

旦那さんが正しくない、

 

お母さんが正しくない、

 

子供が正しくない、

 

会社が正しくない

 

私は間違っていないはず・・・

 

でも分かってもらえないと悩まれる方が

 

大勢いらっしゃるのです。

 

 

 

 

 

人は自分正しいと自分が思い込んでいて、

 

周りの人が同じ行動を取らないと

 

人を攻撃するのに使うようになります。

 

そして私が正しくて、あなたは正しくないと

 

やってしまうんですよね。

 

 

 

でも私たちが思い込んでいる正しさって

 

実は基準がバラバラです。

 

育った環境や家庭によっても違うし、

 

大きな単位で言えば国ごとにも違う。

 

もちろん、法にのっとった

 

正しさというものはありますが、

 

でもそれ以外のものは結構あやふや。

 

 

 

しかし自分の中にある正しさを盾に取って

 

相手を責めることに使うと

 

相手を傷つけてしまいます。

 

 

 

 

例えば

 

勉強嫌いの子供がいて

 

お母さんがもっと勉強しなさいと言ったとします。

 

社会通念的にも勉強することは

 

正しいことですが、

 

その言葉は子供を傷つけていることが多いのです。

 

なぜならその言葉に言い返せる言葉がないから。

 

言い返せない分、

 

相手の心をキュッと追い詰めていることが多いのです。

 

相手の心を追い詰めてしまうと

 

現実からどんどん逃げるようになります。

 

勉強しているって嘘をつくようになったりね。

 

その先は良い結果は生まれません。

 

正しい事を言っているはずの

 

お母さんも結果的に傷つくことが多い。

 

 

正しいことは、

 

言い返せない分だけ

 

相手を追い詰めることが多いのです。

 

そしてその結果は自分も相手も不幸になることが多い。

 

 

正しさというのは相手を説得させるのには

 

とても便利ですが諸刃の刃でもあるのです。

 

正しいことを振りかざすと、

 

人はどんどん逃げていきます。

 

 

問題がある場合は特に

 

正しさの剣を振りかざして

 

相手を追い詰めるより、

 

相手が言い訳できるくらいの余裕を

 

持たせてあげた方が、

 

相手にとっても自分にとっても

 

ずっと良い結果が生まれるようになります。

 

 

 

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