10/4週振返り:トリプルブルーへの期待、米10年債利回り0.7%台に急騰

米大統領選ではバイデン氏の勝利に現実味を帯びてきました。さらには議会のねじれが解消されれば、大統領、上院、下院が民主の色で染まるトリプルブルーです。

法案が通しやすくなる状態となることへの期待からマーケットは好感しました。米10年債利回りは0.6→07%台へジャンプアップです。わずか0.1ポイントの上昇ですが大きな意味を持ちました。

前回大統領選では世紀の番狂わせでトランプ氏が勝利しました。日本時間の株式市場は暴落で反応しましたが、しかし議会ねじれ解消でトリプルレッドになった状況に米10年債利回りが上昇するのを受け、株式市場は急騰に転じました。10年債利回りの上昇が先に注目されたのは、トランプ氏が掲げた大型減税などの政策が議会で通しやすくなったことから財政負担が増えるだろうとの見立てです。

今回の大統領選では民主のほうが財政負担が大きくなる公約を掲げています。コロナの追加経済対策は民主2.2兆ドルに対して共和が1.8兆ドルです。民主は富裕層やキャピタルゲインへの増税を掲げ、その点では株式市場にはアゲンストとなるはずですが、増税を上回る財政出動となる見込みで増税がこのコロナ禍で直ぐには実現しないという楽観から株式市場も上昇です。

シナリオ通りに相場が動くのか、残り3週間の大統領選に注目です。

 

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