11/1週振返り:スッキリしたい感、米大統領選で大相場!

11/3米大統領選は結果がどうであれ相場は動く、誰もがそう思ったのではないでしょうか?

 

バイデン氏が11/8、勝利宣言です。なんと日経平均は11/6に29年ぶりの高値をつけ、今週11/10には2万5,000円の大台を一時的に突き抜けました。今週になっても勢い止まりません、大相場となりました!

敗者となればトランプ氏が抵抗、それは事前に想定されていました。ただ、身内までもが敗北を認めさせようとしているとの報道が出たりトランプ氏がメディアに現れなくなったり、大きな暴動が起きていないのは意外です。

株高の要因はいいかげんです。議会選は、下院が民主、上院は決着がついていないですが共和がやや優勢です。大統領と両院がすべて民主が占有する”トリプルブルー”は実現していないので、10月上旬あたりの想定では公約の実現が困難で相場の下落要因となりかねないですが、むしろ富裕層への増税が困難になるとの見立てで上昇です。

一方、米10年債利回りは上昇し、今週になって0.9%台に入りました。2超ドルを超えるコロナ追加対策を織り込もうとしているのであれば公約を後押ししている相場ともいえます。

そもそも大統領選前日11/2から株式市場は世界的に上昇しているので、上昇の理由はどれも後付けです。

 

世界を巻き込んだ長い戦いでした。決着がつかないというシチュエーションに相場は耐えられませんでした。ただただ「スッキリしたい感」が大相場をつくったのではないでしょうか。

 

こうなってしまえば、コロナがますます深刻になるなかでも年末株高さらには大統領就任式の1/20までの上昇も意識されます。むやみに利益確定せずよくみて判断していきたいとおもいます。

 

追記11/12:
先週は海外投資家が昨年10月以来の爆買いで現物と先物合わせて1兆円越え!外国人の先物依存が高いのが気になるところ。
〔需給情報〕11月第1週、海外投資家が日本株を1兆0987億円買い越し=現物先物合計
Japanese stocks get highest weekly foreign inflows in over 1 year

 

 

11/1週間ツイート

■11/2(月)





■11/4(水)





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■11/6(金)