2018年10月12日㈮にはじまった、NHKドラマ10『昭和元禄 落語心中』。

第5話は、子どものころからずっと二人で歩んできた菊比古(岡田将生)と助六(山崎育三郎)の別れという、切ない展開がありましたね。

この記事では、ドラマ『昭和元禄 落語心中』第6話「心中」のあらすじと、作中に出てきた演目をお伝えします。
この先はネタバレになるので、注意してくださいね。

それでは、まいりましょう!

ドラマ『落語心中』第6話「心中」のあらすじ

公式サイトでは、事前に第6話「心中」のあらすじが以下のとおり公表されていました。

菊比古(岡田将生)は助六(山崎育三郎)と四国で再会。
助六とみよ吉(大政絢)との間にできた娘・小夏とともに、助六に東京に戻って落語界に戻るよう説得する。
だが助六は頑なに断り続ける。
粘る菊比古は、四国で落語会を行い、助六を高座に復帰させようとする。
その落語会の夜、菊比古の前に、みよ吉が現れる…。
(※菊比古は後年の八代目有楽亭八雲)

ではここからは、実際に放送されたドラマの流れにそってストーリーを追っていきましょう。


助六の自宅にて、菊比古との再開後。

菊比古(岡田将生)は助六(山崎育三郎)に、東京に戻って落語をやるよう勧める。
「必要なんだ、お前さんの落語が。」

助六の娘(小夏)も父の落語を寄席で見たいと言う。

しばらくの期間、菊比古は助六、小夏とともに生活する。
みよ吉は仕事に出かけたまま1週間以上帰ってこない。

助六「みよ吉は、やっぱりお前(菊比古)のことしか見えてねぇんだ」


亀屋旅館の主人に、座敷で落語会を開くよう依頼される。
菊比古は、助六との二人会として開くことに。

菊比古は、助六宅で小夏の髪を切る。
小夏は母親(みよ吉)が嫌い。母が父をダメにした。
菊比古、小夏にせがまれ「野ざらし」を演じる。
途中から助六が参加し、二人の掛け合い落語に。

そのころみよ吉は、二人が旅館で落語会を開くことを知り、菊比古に会いに行くことを決意。

助六は直前まで「落語会には出ない」と言い張るが、小夏はやってくれるよう頼み込む。


【落語会当日】

まずは菊比古、「明烏」を演じる。
そこに観客としてコッソリやってくるみよ吉。

助六、菊比古の計らいで八雲の羽織を着て高座へ。
助六、「芝浜」を演じる。
酒飲みの夫が改心する話を実感をこめて。
それを聞いて涙するみよ吉。

菊比古、助六、小夏は旅館に泊まっていくことに。

菊比古、「他の客が呼んでいる」と女将に言われてある部屋に行くと、そこにはみよ吉が。
みよ吉「会いたかった」
菊比古「迎えにきたんだ。みんなで東京に帰ろう。」
みよ吉「私は菊さんと二人がいい」
菊比古「すまねぇ。こうなったのは全部あたしのせいだ。」
抱き合う菊比古とみよ吉。
みよ吉が下の川を見て「一緒に死んじゃおうか」

そこに助六が現れる。
みよ吉にこれまで苦労させたことを謝り、これからはみよ吉のために生きると誓う。
みよ吉は動転し、誤って川に落ちそうになる。
助六が助けに行き、二人とも落ちそうに。
助けようとする菊比古の手を助六が無理やり解き、二人は川に落ちて命を落とす。


一人になってしまった小夏を連れて東京に戻る。
一緒に住んで世話することに。

菊比古の八雲襲名が決まる。
助六に捨てられたいま、八雲の名とともに落語を葬り去ろうと考える。

(第6話、終了)

ドラマ『落語心中』第6話「心中」に出てきた演目

  • 「あくび指南」(菊比古、助六とみよ吉の住む地元にて)
  • 「野ざらし」(菊比古、助六宅にて。小夏にせがまれて。途中から助六と二人落語)
  • 「明烏」(菊比古、助六との二人会にて。)
  • 「芝浜」(助六、二人会にて。)

次回予告

ドラマ『昭和元禄 落語心中』第7話「昇進」のあらすじです。
次回も楽しみですね!

助六(山崎育三郎)とみよ吉(大政絢)の事故死から長い歳月が経っていた。
60代に入った八雲(岡田将生)は老いてなおその芸は美しく、落語界で孤高の地位を保っていた。
そして八雲の唯一の弟子・与太郎(竜星涼)は二ツ目になり独立…。

感想・まとめ

今回は、ドラマ全体の要所となる事件の回でした。

菊比古と過ごした日々でやっと改心した助六でしたが、待っていたのは明るい未来ではありません。
菊比古が関わることで、結果的に助六もみよ吉も失ってしまうという皮肉な結末。
人間の持つ欲深さや一筋縄ではいかない人生の難しさがよく表れていました。

菊比古やみよ吉の艷やかさに魅了され、助六のまっすぐな落語に心打たれた第6話。

次回はストーリーが八雲の老後に戻りますが、今回の事件がどのように八雲のその後に影を落としていくのかに注目です。

ドラマ『昭和元禄 落語心中』は、毎週金曜日よる10時から。
全10回の放送予定となっています。
次回も楽しみですね(*^^*)

それでは、また次回オンエア後にお会いしましょう!