2018年10月12日㈮にはじまった、NHKドラマ10『昭和元禄 落語心中』。

第7話は、八雲(岡田将生)の老年時代に話が戻り、小夏(成海璃子)の妊娠や与太郎(竜星涼)のプロポーズなど、今後が気になるストーリー展開でしたね。

この記事では、ドラマ『昭和元禄 落語心中』第8話「誕生」のあらすじと、作中に出てきた演目をお伝えします。
この先はネタバレになるので、注意してくださいね。

それでは、まいりましょう!

ドラマ『落語心中』第8話「誕生」のあらすじ

公式サイトでは、事前に第8話「誕生」のあらすじが以下のとおり公表されていました。

妊娠した小夏(成海璃子)は、父親が誰なのか、頑なに秘密を貫く。
与太郎(竜星涼)は、かつて自分が所属したヤクザの組長(中原丈雄)が父親であるらしいことを突き止め、対決することに。
事態を静観していた八雲(岡田将生)は、小夏との関係に悩む与太郎に、ある落語を教える。
その一席の落語がやがて、与太郎と小夏の運命を大きく動かしていく…。

ではここからは、実際に放送されたドラマの流れにそってストーリーを追っていきましょう。


【昭和62年夏】

週刊誌に元ヤクザ報道が出てしまった与太郎(竜星涼)。
独演会の客入りもまばらになってしまう。
その影響で師匠・八雲(岡田将生)の仕事も減ったため、与太郎は謝罪に行く。
八雲は与太郎を叱るのではなく、励ます。
「過去と決別するのではなく、抱えて生きろ。」

与太郎は友人から、小夏(成海璃子)の子の父親が自分のヤクザ時代の親分であることを聞く。

小夏は、勤め先だった料亭に親分が来ることを聞き、話をしに行く。
与太郎もその場に駆け、親分と話を付けようとする。
与太郎はかつて、親分の身代わりとして刑務所に入ったのだった。
そんなツラい過去をも受け入れてくれたのは、落語だったと話す。

親分は怒って与太郎を庭の池に投げ落とす。
収まらない与太郎は、親分に「大工調べ」の啖呵をぶつける。
親分は与太郎がいかに努力して落語を稽古してきたかを知り、認める。

その後、親分と八雲師匠が会食する。
実は親分と八雲は旧知の仲だったのである。

与太郎は改めて小夏にプロポーズする。
小夏は受け入れるかに見えたが、怖くなって断る。
不幸な人生に与太郎を巻き込み、母と同じ道を歩むことになるのではと思ったのだ。
これ以後、小夏と与太郎は疎遠になる。


【翌年 早春】

与太郎はついに「助六」として真打ちに昇進することが決まった。

八雲宅にて。
八雲は小夏と話す。
「ずっと待ってるんだよ、お前さんが殺してくれるのを。」
小夏は、今でも八雲を恨んでいるが、お腹の子どもに八雲の落語を聴かせたいから殺せないと言う。
さらに小夏は、子どもを産むのが恐いこと、与太郎のプロポーズを申し訳なさから断ったことを話す。

八雲は与太郎の自宅アパートに行き、真打ち昇進前に最後の稽古を付けにいく。
「芝浜」を演じてみせる八雲。
その後与太郎は、一人で熱心に「芝浜」を練習する。


【与太郎の真打ち披露興行】

与太郎、披露興行でトリを務め、「芝浜」を演じる。
小夏も観客として来ており、与太郎の「芝浜」に父の姿を見いだし感動する。
終演直後、小夏は産気づき、病院で出産にのぞむ。
早産かつ逆子であり、身の危険があったが、母子ともに無事だった。

そのあいだ八雲は、誰もいなくなった寄席で一人、「寿限無」を演じていた。

出産を終えた小夏は、与太郎のプロポーズを受け入れる。

与太郎、小夏との結婚を八雲に報告。
八雲宅でみんなで住むことを願い出る。

小夏は両親が亡くなった「事件」について真相を探ることを決意する。

(第8話、終了)

ドラマ『落語心中』第8話「誕生」に出てきた演目

  • 「錦の袈裟」(与太郎、独演会にて。週刊誌騒動の影響で客入りが悪い中)
  • 「大工調べ」(与太郎、自宅にて。一人で稽古)
  • 「あくび指南」(八雲、自宅にて。眠る小夏の傍らで)
  • 「芝浜」(八雲、与太郎宅にて。これが最後の稽古と言って稽古する。)
  • 「寿限無」(八雲、だれもいない寄席にて。)

次回予告

ドラマ『昭和元禄 落語心中』第9話「秘密」のあらすじです。
次回も楽しみですね!

与太郎(竜星涼)と小夏(成海璃子)が結婚してから歳月が流れた。
与太郎は堂々たる真打、一方で八雲(岡田将生)は70代に入り、至高の芸は健在ながら、人知れずある悩みを抱えることになっていた。
そして、小夏はある疑惑を抱き始める…。

感想・まとめ

今回は、与太郎と小夏の結婚という展開がありました。
小夏が、与太郎のプロポーズを喜びながらもあえて断るシーンは、なかなか切なかったですね。

そして気まずくなってしまった二人を一つに結び合わせたのは、やはり落語でした。
それも、事情を知った八雲が与太郎の自宅にまで赴いて教えた「芝浜」。
小夏の父親・助六が得意とした演目でした。
八雲師匠の粋な計らいに、深い愛情を感じます。

さらに小夏が出産にのぞんでいる間、八雲師匠はだれもいない寄席で「寿限無」を演じています。
「寿限無」は生まれた子どもに名前を付ける話。
ここでも八雲師匠の愛の深さが感じられ、感動しました。

次回は、小夏の両親が亡くなった「事件」の真相を秘密のままにしておくかどうかという、息をのむ展開になりそうです。

ドラマ『昭和元禄 落語心中』は、毎週金曜日よる10時から。
全10回の放送予定となっています。
次回も楽しみですね(*^^*)

それでは、また次回オンエア後にお会いしましょう!