2018年10月12日㈮にはじまった、NHKドラマ10『昭和元禄 落語心中』。

第8話は、与太郎(竜星涼)と小夏(成海璃子)の結婚という展開がありました。

この記事では、ドラマ『昭和元禄 落語心中』第9話「秘密」のあらすじと、作中に出てきた演目をお伝えします。
この先はネタバレになるので、注意してくださいね。

それでは、まいりましょう!

ドラマ『落語心中』第9話「秘密」のあらすじ

公式サイトでは、事前に第9話「秘密」のあらすじが以下のとおり公表されていました。

与太郎(竜星涼)と小夏(成海璃子)が結婚してから歳月が流れた。
与太郎は堂々たる真打、一方で八雲(岡田将生)は70代に入り、至高の芸は健在ながら、人知れずある悩みを抱えることになっていた。
そして、小夏はある疑惑を抱き始める…。

ではここからは、実際に放送されたドラマの流れにそってストーリーを追っていきましょう。


【平成7年夏】

いまや自らも年老いた八雲、先代の墓前にて。
八雲は、先代が老後、噺が飛ぶのを恐れていたのを回顧する。

八雲、自宅にて稽古をするも、筋が思い出せない。
かつての師匠と同じ状態になっていることに気づく。


寄席にて。
小夏は下座(三味線)としての修行を2年間行ない、いよいよ寄席デビューを果たす。

与太郎は人気真打ちとなっている。
テレビで活躍する傍ら、寄席の出番も欠かさない。

八雲が高座に上がる。
肝心なところで噺が飛ばないか不安に感じつつ、「品川心中」を演じる。


八雲宅にて。八雲と与太郎家族はにぎやかに食事。
このころ小夏は、両親が亡くなった日のことを思い出しつつあった。


寄席の雨竹亭が、耐震基準のために閉館、取り潰すことになった。
その場で物思いにふける八雲。
亡くなった助六と対峙する。

一方、家族写真を撮りに来た与太郎一家。
小夏は亡くなった母・みよ吉(大政絢)と対峙する。

小夏は八雲との三味線の稽古のおり、両親の死の件を問いただす。
嘘を付いているのではないか?
「いつか話してやるよ。」
小夏が長年苦しんできたことに気付かされた八雲であった。


八雲と与太郎の親子会。
与太郎が演じた後、八雲が上がる。
八雲は「たちきり」を演じる。
噺の最中、鳴り物として小夏が三味線を弾く。
そのとき高座に死んだみよ吉が現われ、八雲にすがりつく。(小夏にも見えている。)
終演とともに倒れる八雲。
苦しみながら人生を回顧する。
そして運ばれた病院で目を覚ますのであった。

(第9話、終了)

ドラマ『落語心中』第9話「秘密」に出てきた演目

  • 「出来心」(円屋萬月、寄席にて。10年のブランクを経て)
  • 「錦の袈裟」(与太郎、寄席にて。)
  • 「品川心中」(八雲、寄席にて。)
  • 「たちきり」(八雲、親子会にて。)

次回予告

ドラマ『昭和元禄 落語心中』第10話「八雲」のあらすじです。
次回も楽しみですね!

高座で倒れた八雲(岡田将生)は一命を取り止めた。
一方で与太郎(竜星涼)と小夏(成海璃子)は、かつて助六(山崎育三郎)とみよ吉(大政絢)が事故死した夜に、四国で行われた落語会のフィルムを見ることに…。

感想・まとめ

落語家は言葉に詰まるようになると潮時だと言いますが、八雲も年老いてその不安に襲われるようになりました。
高座のたびに震える八雲の姿は、落語の厳しい一面を感じさせます。

八雲も小夏も、かつての「事件」が心の傷となり、苦しみ続けている様子でした。
八雲がどれほど重いものを背負って落語と向き合ってきたのかが伝わり、心に響きます。

次回、死期が近づいた八雲が小夏に過去を明かすのか、注目したいと思います。

ドラマ『昭和元禄 落語心中』は、毎週金曜日よる10時から
次回はついに最終回。楽しみですね(*^^*)

それでは、また次回オンエア後にお会いしましょう!