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※2021.11.23更新(過剰広告カット)

屋外でメダカやドジョウ、エビやタニシを飼育するとなると、何も入れないベアタンク飼育(※)は別として、必然的に水草を入れることになります。この水草ですが、1年草か多年草を選択することになりますが、我が家では1年草を選択することはありません。せいぜい、稲ぐらいでしょうか。

※ベアタンク
  底砂など底床を入れない飼育のこと。広い意味でレイアウトの岩や流木、水草を入れない形の飼育も多いです。


◆1年草
タネを播いて1年以内に開花して実を付けて子孫(タネ)を残して最後には枯れる植物。

◆多年草
何年も枯れずに生き続ける植物、開花して実を付けて子(タネ)を残すところは1年生と一緒(違う多年草もある)ですが、同じ株で何年も生き続けられるところが1年草と違うところです。


◆多年草のメリット
・冬でも常緑である(植物による)
・毎年タネを播かなくてよい、または毎年購入しなくてよい
・生命力が強く株が増えていくので、別の容器に植え替えできる
・水中葉で育つ植物があるので水棲生物の隠れ家になる
・生命力が強く少々の日蔭や寒さでは枯れない

◆多年草のデメリット
・生命力が強すぎるので株が増えてしまう
・生命力が強すぎるので他の植物を駆逐してしまう
・生命力が強すぎるので水棲生物の泳ぐスペースを無くなってしまう




多年草は冬になりますと地上部が枯れて地下部の株が生き残り、春になりますと芽が出て地上部が形成されていくのですが、地上部(水上葉)は枯れる植物でも水中葉を形成する植物は冬の間でも繁茂していきますので、春になると水棲生物の泳ぐスペースがなくなっている状態になる植物もあります。


抽水植物のセイタカアシです。冬でも常緑です。
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左手前の抽水植物のヨコシマフトイは少し枯れていますが緑が少し残っております。右手前の抽水植物のアコルス・バリエゲイタスは冬でも常緑ですが成長がかなり遅いです。

また、抽水植物のハンゲショウとシロバナサクラタデは冬には地上部が枯れてしまうので写真ではわかりません。浮遊性のドワーフフロッグビットは冬でも常緑ですが黄色くなる葉があります。
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浮葉性植物のアサザです。冬には地上部は枯れてしまうのですが、今年は暖冬の影響からか浮き葉が枯れずに残っております。抽水植物のナガバオモダカは地上部、水から上にでている葉は枯れますが、水中葉と呼ばれるものは冬でも常緑です。

冬でもゆっくりと水中で繁茂していくので春になって水替えを行なうと水棲生物の泳ぐスペースがなくなっており、引っこ抜くのに大変難儀します。
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浮葉性植物の姫スイレンです。冬は葉の部分が枯れるのですが、今年は暖冬の影響からか浮き葉が枯れずに残っています。
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沈水性植物のアナカリスです。冬でも常緑でメダカやミナミヌマエビ、タニシやカワニナ、ドジョウなどのありとあらゆる水棲生物の隠れ家になっております。
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抽水植物のウォーターバコパは地上部、水から上にでている葉は枯れますが、水中葉と呼ばれるものは冬でも常緑です。沈水性植物のモスは冬でも常緑で全体に拡がっております。
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※最後に
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