こんにちは
ハンドメイドジュエリー作家
たかはしひろです。
一昨日、富士山が初冠雪になり
ようやく酷く暑い今年の夏が終わったのかな?
気温も涼しくなったので
金属を炎で真っ赤に加熱するバーナーワークも苦にならなくなるのね
でも今回のさくらピンブローチでは、火を使った加工は前回でおしまい
あともう少しでマスターが完成しますよ
今までの作品のなかで、いちばん多くの壁にぶつかったさくらのピンブローチ
いろいろな選択から決断をして形ができて、いよいよ完成までラストスパート
ですが、ここに来て再度、不穏な影が
それは後にして
まずは作業のつづきをご紹介しましょう。
こちらを見てくださいな、銀が真っ白っですよ
前回、ピンを溶接した際に
バーナーで真っ赤に加熱した反動でこんなふうになるんです。
ここまで綺麗に白くなるのは希なので撮影しちゃいました
炙ったのにザラザラ感がまったくありませんね
こんな風にきめ細かいシルクのような質感になるのは
丁寧に磨いてあった証拠です
実はこの銀が白く変色する性質は、白仕上げという技法にもなっています。
薬品で強制的に硫化させ、銀を黒くする いぶし加工はポピュラーな技法ですが
反対に白くもできちゃうんです。
こちらは硫化ではなく酸化させているんですよ
つまりはサビなんです白いサビ
みなさんも知っているように、鉄は常温でもすぐ錆びがつきますよね
銀は数百度まで熱してあげないと、酸素と結合(酸化)しないんです。
面白い金属でしょ銀てなかなか奥深いです。
雑学はここまでにして先に進みましょう
あとはこの白い酸化膜を磨き落としてあげればマスターの完成です
こうして見ると どれだけ白かったのかがわかりますね磨くと印象がガラリと変わります。
この磨きも大変~
花びらが複雑な曲面になっているために
1枚磨くのにヘラで1時間もかかる
研磨工具も合うものがなくて、いろいろなメーカーで試しましたよ
何パターンも工具を替え、磨き方を変えながら
行き着いた品が、シーフォース(ジュエリー工具専門店)の開発した、色鉛筆の芯みたいな研磨工具
シーフォースさん最高です!この工具なかったらできないですね。
この工程でバカみたいにヘラ使ったり何度も磨いていたものだから
手首を痛めてしまったようです、腱鞘炎です。
とうとう右手のしびれが取れず、工具が握れなくなってしまいました。あ~う~
ごめんなさいあともう少しで完成なのに
がんばれ右手
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