こんにちは
ホリスティック獣医Saraです
さて、ときが経つのは本当にはやく、あっという間に2020年になりそうですね
来年からは新しい企画がスタートすることになっておりますので、当院サービスもさらにバージョンアップしていきたいと考えております(ビッグニュースもあります、それはまたの機会に!)
その1つとして、来年1月29日に都内にて開催する 犬猫のシニアケアに関する集中マスター講座!がありますネ
「なになに、それ?」と思われたかたは、ずっと下の方にスクロールしていくと緑色の枠で囲われた案内がでてきますので、そちらをご参照くださいネ
・・・ということで、
今月はシニアケアや犬猫シニアへのホリスティックケアなどのお話を少しずつしていきたいと思っています
今回は血圧のお話!!
シニアで変わりやすい体調の変化といったら、血圧
私たち人間でも、年齢があがると血圧が上がりやすくなりますよね・・・
ワンちゃん・猫ちゃんの場合では、人ほど年齢による大きな変化はないという報告もある一方で、年齢が1歳上がるごとにワンちゃんの血圧は1-3mmHg、猫ちゃんの血圧は1.5mmHg上がりやすいという研究結果も・・(1,2,3)
また、9歳を過ぎた猫ちゃんでは血圧は上がりやすいという報告もあります(4)。
高齢になってきて心臓病や腎臓病が気になると思っても、動物病院に連れて行って本格的な精密検査を行うというのは気軽には行いにくいものですよね。
でも、血圧の場合は負担をかけることなく比較的簡単に行えますので、往診のときでも測定が可能です
血圧はどうやって測るの
基本的に人と同じです
人だと腕を器械のなかに通してしばらくじっとして測りますよネ
ワンちゃんや猫ちゃんの場合では、3つの場所から選べます
前肢
後肢
しっぽ
そのなかでも一般的に広く検査されている場所は前肢かしっぽ
こんな感じで、できるだけ嫌がりにくい場所を選んで行います
こちらの動画では猫ちゃんで実践していますが、ワンちゃんの場合でも同じように行います
まずはご自宅で血圧を測ってみて、高ければ腎臓や心臓の検査を考えてみるという流れはいかがでしょうか
私たちがよく行う血圧測定と同じような感じでちょっと腕が締まるような感じがするだけなので、ぜんぜん痛くありませんヨ
血圧が高い場合には、その原因を考慮しハーブ・ホメオパシーや食事によるケア、日頃の生活スタイルなどについてアドバイスさせていただいております
ストレスで血圧が上がっている場合もあるので、そのあたりをケアしてあげるだけで血圧が落ち着くこともあります
高いからといってすぐにお薬が必要になるとは限りません。
でも放置すると、どんどん上がって心臓や腎臓に負担をかけてしまうことがあるので、早めに気づいてあげることが大切です
ただし血圧が高い場合、手作り食の塩分濃度にも気をつかってあげる必要がでてきます
手作り食に日頃からお味噌や塩を入れている方はぜひチェックしてあげてくださいネ
あとちなみに、ただいま血圧測定キャンペーンを行っています!
通常の費用よりも半額で血圧の測定が可能です
気になる方はぜひ直接ご連絡ください
(下の方に出てくる案内をご覧くださいmm)
ーできるだけ動物への負担をかけずに優しいケアをー
ぜひ参考にしてみてください
それではまた!
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<参考文献>
(1) Bodey AR, Michell AR. Epidemiological study of blood pressure in domestic dogs. J Small Anim Pract 1996; 37: 116-125.
(2) Bright JM, Dentino M. Indirect arterial blood pressure measurement in nonsedated Irish wolfhounds reference values for the breed. J Am Anim Hosp Assoc 2002; 38: 521-526.
(3) Mishima M, Watanabe T, et al. Non-invasive blood pressure measurements in cats: clinical significance of hypertenson associated with chronic renal failure. J Vet Med Sci 1998; 60: 805-808.
(4) Bijsmans ES, Jepson RE, et al. Changes in systolic blood pressure over time in healthy cats and cats with chronic kidney disease. J Vet Intern Med 2015: 29: 855-861.
(5) Aciermo MJ, Brown S, et al. ACVIM consensus statement: Guidelines for the identification, evaluation, and management of systemic hypertension in dogs and cats. J Vet Intern Med 2018; 32(6): 1803-1822.
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2020年1月29日(水):集中マスター講座!冬の犬猫シニアケア
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