先週、明秀学園日立の合格発表があり、生徒さんが無事合格した。
そして、明後日、1月31日は、前半戦の大一番、福島県立高校Ⅰ期選抜が行われる。
毎年、Ⅰ期選抜(自己推薦)の時期になると小論文指導も行っている。
昨日も、小論文対策を行った。
その中で、生徒さんから「作文と小論文の違いは何ですか?」と尋ねられた。
結論から言うと、作文と小論文は全く違う。
では、簡単な作文と小論文の導入部分の例を書いて、その違いを見てみたい。
テーマは「アクアマリンふくしま(水族館)について」とする。
まず作文から
「昨日、アクアマリンふくしまに行った。たくさんの魚を見ることが出来て、とても楽しかった。」
次に小論文
「水族館は、多くの貴重な魚を保護するという役割を果たしている。」
例からもわかるように、作文は自分の感情を表すものであり、
いわば日記のような文章になりがちである。
とても楽しかった、と書けば、自分の感情を伝えることは出来るが、
テーマに対する意見などがない。
小論文は、テーマに対する賛成意見や反対意見、自分の考えも含めた文章にする必要がある。
それから、小論文で気をつける点をいくつか書いてみたい。
① 400字の小論文であれば、少なくとも361字以上書くこと。
② 「です、ます調」か、「である調」のどちらかに統一すること。
③ 誤字・脱字に注意して、丁寧に書くこと。
細かいことは、まだまだあるが、①~③に気をつけただけでも違った結果もありうる。