人はみんな違う

 

 

ということを、あまりみんな

分かっていないのだと思います。

 

なにせ

変わり者の自覚ある私ですら、自分を基準に

なんとなくみんなもそうだろう、なんて感覚で

生きているのです。

なんてゆうか、

忘れがちなのです。

みんな自分とは違う仕組みで出来ている人間だという事を。

 

でも、本当に違うのだなぁ、という事を

もう少し分かりやすく説明したくて

今日これを書いています。

 

発達障害=ウェ~バ~ に関する情報で

これは間違いがないなーと思うものは

当事者の書いたものだけなんですよね。

(まぁ当たり前なんだけど)

なので

東田直樹さんの本にはめちゃ気づきをいただいたし

(彼は自閉症の作家さんです。私の中では

 発達障害の延長線上のように自閉症を捉えています)

 

こちらは東田さんのブログ

 ↓

自閉症の僕が飛び跳ねる理由

 

 

今回ご紹介する映像と本も、

自閉症の方のものです。

 

 

 

テンプル・グランディン(Temple Grandin)さんは

自閉症をもつ、アメリカの動物学者です。

 

こちらの本で、彼女の事を知り、

その話を友人としていたら、このTEDの映像を

みつけてきてくれました。

 

私は彼女と同じ、視覚思考タイプです。

以前もブログにも書いていました。

当時はまだテンプル・グランディンさんは

存じ上げていなかったのですが。

 

発達障害ってどんなの?~視覚情報自動記録機能編

 

 

 

これを、テンプル・グランディンさんの話を元に、

もう少し分かりやすく表現します。

TEDのお話の中にあった『橋』

 

 

 

『橋』を思い浮かべてください。

 

 

といわれたら、どんなものを想像しますか?

 

 

 

 

 

おそらくは。。。

こんな感じの雰囲気で思い浮かべるのでは?

 

(私は違うタイプなので想像がつきませんが)

 

 

 

視覚思考タイプの人間だと、こんな感じで

複数の橋の画像が思い浮かびます。

 

(こんな一平面に並ぶわけではないですが)

 

Google検索したかのように、

過去に視覚的に脳に記録した、

いろんな形状の橋が思い浮かぶのです。

 

 

 

 

もう一回やってみましょう。

 

 

『犬』を思い浮かべてください。

 

 

といわれたら、どんなものを想像しますか?

 

 

 

 

 

おそらくは。。。

こんな感じの雰囲気で思い浮かべるのでは?

 

 

 

 

 

視覚思考タイプの人間だと、こんな感じで

複数の犬の画像が思い浮かびます。

 

 

過去に視覚的に脳に記録した、

いろんなタイプの犬が思い浮かぶのです。

なんならイラストの犬の画像もありますね。

 

 

ちなみに。

人を「見たら」だいたいどんな人か分かるのですが、

それは過去の膨大な視覚データと経験を元にして

データが作られているからです。勘ではないのです。

パッと見て写された最新画像と過去データを

一瞬で照らし合わせているだけなのです。

(父も人は見たら分かるタイプ。)

 

 

 

私の場合はさきほどの過去記事にもあるように

『感情』のように形なきものを言語化する際にも

その表現する言語が複数浮かびます。

なので、

どれにしよう。。。と思考するのに時間がかかるのです。

 

 

てゆうか。

一度にこんなに多くの情報を扱っている時点で

そうではない人との差があるのは明確でしょう。

(めっちゃダブ複数ひらいている感じだね!と例えられました。

 それは全体の処理速度も落ちるねぇ、と。たしかに。)

 

 

なので質問も多いのです。

とても細かくデティールまで見ているので、厳密なのです。

そうではない人の

なんとなくのイメージ同士で会話が成立しているってゆうのが

とても不思議です。

 

 

なんとなくのイメージ

犯人のモンタージュのように、

ぼんやりとそんな雰囲気、のほうが

人には分かりやすい、というのがわかる。

 

 

この思考の違いから

「なんで分からないのか?」

というのが双方の間で起こるのが、分かりますね。

 

 

 

パターン思考、言語思考タイプの人たちって

どんな風に思考しているのかな~。。。

ほんと想像つかないです。

 

 

 

 

ただ

全く違うのだな!というのは分かります。

 

なので

噛み合わない時には

「なんで分からないのか?」ではなく

「なにか思考の仕方や、観察する視点が違うようだな」と

理解したらいいと思います。

 

 

 

みんな違うのだ。

確かに数は、視覚思考は少数派だ。

本当に

見えている世界は、見ている人の分だけある。

 

自分の世界は、自分だけのもの。

同じものを見ているなんて、幻想なんだ。

 

 

 

『すべてはベストなタイミングで用意されている』

 

 

『みんな同じ幻想』を捨てたら、

世界はまた優しくなるよ。