週末に本気を出す療法士

自分の目に映る「リハビリ難民」を西洋と東洋、双方向から診る療法士。セミナー寅丸塾を不定期で開催しながら、普段は家でも職場でも子どもに振り回さる会社員。

上司がいない仕事環境で気持ちが折れないように書いた記事

今日もアクセスいただき、本当にありがとうございます。

尾道で唯一の疼痛治療専門家のブログへようこそ!

 

 

このブログを開設してついに1年経ちました。

 

多くのブロガーのように毎日更新することはできませんでしたが、

いつのまにか(私にとっては)多くの読者の方にも恵まれ、痛みとリハビリテーションついてそこそこ伝えることができたのではないかと思います。

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ちなみに私がこのブログを始めたきっかけですが、

病院に勤務しながら週末開業したことで、如何に病院のセラピストがちっぽけなプライドと不勉強なままのさばっていたかを実感し(※全てがそうではないけれども)

自分の知識を整理すると同時に医療の現場について少しでも皆さんに知ってほしかったのです。

 

 

1年前と今ではずいぶん自分の環境が変わりました。

 

自分は決して目立ちたがり屋ではないし気の利いた冗談も言えない。

リーダー気質でもないし人と違うことをすることに恐怖さえ感じる、

気の小さな人間なんですよね・・・

 

そんな自分がどうしても今の環境のまま一生を終えることに納得できず、

必死こいて修行した末に地元で開業することを選んだわけです。

 

 

この町には「福祉」という名の下に高齢者の入居施設はたくさんあっても、

そもそも入居せざるを得ない状況を防ぐためのシステムはありません。

 

病院お抱えの「介護予防」と銘打った筋トレ施設や体操イベントがありますが、

画一的で鍛える/鍛えないという視点でしか見ていないため「これがいい」と思って取り組む限られた人にしか問題解決になりません。

 

 

山奥で痛みと闘いながらギリギリの生活をしている独居高齢者には、

これ見よがしに大量の薬と相談員・ヘルパーが代わる代わる生活の支援してはいますが、肝心の問題は何一つ解決しないまま何年も過ぎていました。

 

個別の身体的問題に対してフィジカルアセスメントと適切な運動療法が唯一の戦略ですが、私が関わるまで一切手つかずの状態でした。

 

コルセットを着けないと動けない、エビのように丸くなってしか寝られなかったその方は、今ではフリーで過ごしつつあり仰向けで寝られるようになっています。

 

 

自由診療分野でセラピストが自由に動くことで、

間違いなく余計な医療費・介護費は削減できます

 

 

ただし、そのためには世間一般的な「リハビリ」の認識を圧倒的に超越する実力が要る。

 

 

・・・まぁよく考えたら、

その道のプロというのは素人を遙かに凌ぐ仕事をするものです。

 

 

 

私の父は1級建築士です。

広島県内でも指折りの技術を持っていて、その業界では確かな地位を築いているようですが、

なんせ私は完全に畑違いの仕事についてしまいました。

 

 

仕事を継がなかったことを後悔していないと言えば嘘になります。

 

自分も親になってみて、

いずれ子どもが自分と同じ仕事を選んでくれたら嬉しいだろうなと思いますし、

「人」の好き嫌いが激しくて会話が得意でもないのになぜこんな仕事選んでしまったのかと思う時期もありました(ぶっちゃけ過ぎ)

 

 

しかし高齢社会まっしぐらのこの地域、

家を建てるのと同じくらい人の身体を建て直す存在が必要じゃないですか?

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今のところそれは自分の独壇場です。

 

しかし約半年自由にやってみて、

まだまだ自分の技術的な未熟さやサラリーマン気質が抜けてないことがよく分りました。

 

仕事を下さった顧客全てに感謝しつつ、来年の目標を明確にしなきゃいけないなりました。

今年もあと2週間、最後まで頑張ります。

 

 

今日もここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。

 

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