すこやか中毒〜いえがものブログ

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宮沢賢治忌/雨ニモマケズと修羅の道

今日、九月二十一日は詩人で童話作家宮沢賢治の命日です。

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雨ニモマケズ……

素晴らしい詩だと思いつつ

いや、『欲はなく』…って全体通して自分の欲の話をしとるやん…

とか

いや、『いつも静かに笑っている』って

寒さの夏でオロオロ歩いてる時にもか?

とか

いや『自分を勘定に入れず』じゃ正確な数が把握できねえじゃん…

とか

そんなツッコミを何度も入れ…

読んでいるうちになぜか意地悪な気持ちが涌いてくる。

私にとってはそんな詩です。

 

そして、でくのぼうとは…以下ネットよりコピペ↓

でく‐の‐ぼう〔‐バウ〕【木偶の坊】 の解説

  •  人形。あやつり人形。でく。
  •  役に立たない人。気のきかない人。人のいいなりになっている人。また、そのような人をののしっていう語。「この木偶の坊め」

おわかりいただけただろうか……

雨ニモマケズで描かれた人物は

役立たずでもないし

気が利かない人間でもないし

人の言いなりにもなってない

てか、むしろ、その逆を行く人物なのだ!

そういう人物を『でくのぼう』呼ばわりする

【皆】とはいったい……

人助けをし、和を尊ぶ人物をののしる周囲とは一体…

 

つまりだ…賢治ちゃんが望む【理想の人物】に賢治ちゃんがなるには

賢治ちゃんの周りをいったん修羅の国にするしかないのだ。

賢治ちゃんが進むのは修羅の道なのだ。

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※↑これは賢治自身が描いた【月とでんしんばしら】の絵を

私が雑な目トレスしたものです。