北鎌倉コトノハと、海蔵寺のやぐら(追記あり) | 奈良大好き主婦日記☕

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鎌倉在住
奈良や仏像が好きで子育て終了と共に学び直し大学院博士課程修了、研究員になりました。
テーマは平安後期仏教美術。

明日香村、山の辺の道等万葉集の故地が好きです。
ライブドアにも書いていました(はなこの仏像大好きブログ)http://naranouchi.blog.jp




鎌倉では、数日前にホットヨガ教室から新型コロナ罹患者が出ました
その教室では、数人の市役所職員が会員となっていたことから、市役所職員が自宅待機となる「事件」がありました

追記
鎌倉市役所の職員は陰性でした
よかった!


私と友人の通う某所のカーブスではそのような事件はおきていないのですが、
この時期ジムに通うのはちょっと怖いし、カーブスも来週には全国一斉休業となったようなので、
私たちも一時期「休もう!」ということにしました

でも、カーブスを休むと運動不足になっちゃいます
…「それは困ったショボーン
…ということで、ウォーキング開始です


普段は観光客でごった返す鎌倉も、今は閑散としていますので、ウォーキングするのは問題なさそうです



では、まず




ランチから開始!(は?)



北鎌倉駅から徒歩5.6分、古民家を利用した
「コトノハ」というお店に行きました


外観(外観を撮り忘れたので、この写真は拾い画です)


このお家、ついこの前までごく普通の小さな古民家でしたが、いつの間にか、ごはん屋さんになっていたという感じです

なにしろ古民家なので、畳は新しいものの、何となく全体的に斜めな感じで、歩くとよろっとしましたが、そこも味わいというところでしょうかね




ランチです

まずは食前酒
ひとつひとつ、違うグラスです🥂


長方形の板状のお盆の真ん中に、   
三角▲のお皿の天ぷら、
丸い⚪︎お碗のご飯やお味噌汁に
小さな正方形□の小鉢のスープと、
賑やかで楽しいランチ


このお店のお料理は、北鎌倉駅のすぐ近くにあった「笹の葉」というお店のお料理人の方が作っています
「笹の葉」はとても優しい味の和食のお店で、地元でも人気のあるお店でしたが、オーナーがご高齢のため閉店しました

「笹の葉」が営業していたころは、隣接する北鎌倉駅のホームには、朝10時台くらいにはご飯を炊く匂いが、11時台くらいには天ぷらを揚げるごま油の匂いが立ち込めて、お腹が空くのでした

その懐かしい味が、今は駅からはちょっと離れたこの古民家で再現されたのです





ランチの後、本来の目的のウォーキング開始!

北鎌倉女子学園の脇からハイキングコースに入りました

西側に開けた場所からは、丹沢の山々がくっきり


ここは、北鎌倉女子学園のグラウンドです



北鎌倉女子学園グラウンド→葛原が丘→化粧坂(けわいざか)へと向かいました

途中、昨年の台風で倒れた木がまだ生々しく残されている場所がありました

たぶん、ここを風が通り抜けたため木がなぎ倒されたと思われます

あたりが以前より明るくなっていました



化粧坂を無理やり下りました(酔狂だねー)

無理やり降りる感じです

こんなところ、知らない人は通らないです



鎌倉の谷戸になっている場所では、
今年は3月4月5月くらいが一斉に来た?という感じで、お花が咲き始めています


白木蓮


化粧坂を降りると程なく

海蔵寺があります


私のブログに、海蔵寺は度々登場しますが、


今回は馬酔木の花が咲いてました



花の寺なので、水仙も

万両も



で、啼き薬師もご健在




本堂裏手の池は、池の水を全部抜いてお掃除中


やぐらの中から見ると額絵みたい


やぐらの中には、寄せ集めの墓碑?などがあります



↓蓮華座の上に五輪塔の一部と、宝篋印塔?がのってて、積み木みたい


こちらも、石の材質感が違うので寄せ集め


鎌倉の石は、「鎌倉石」と呼ばれ(そのまんま)、凝灰岩の柔らかな石です
そのため、加工しやすいけど、彫られた文字が読みづらい
京都のお寺にある古い墓石等に刻まれた文字がよく残っているのと対照的です



このお寺には、説明してくれるおじさんが時々いて、今回も説明してくださいました
(このおじさんと出会ったのは2回目でしたが、違う場所の説明だったので面白かった)


そのおじさんの説明によると…

こちらのやぐらには宇賀神(水の神様)を祀り、これは神仏習合である
そもそもこのやぐら自体も凝灰岩を手掘りしたもので、天井を見ると舟形天井の形状である

舟底にあたる部分の天井の線(上の写真の天井に入り口から奥へ向けて一筋暗く写ってるところ)と現在の宇賀神(鳥居の真ん中に見える白いトグロを巻いたヘビ)が一直線上にないので、配置し直された可能性がある

また、以前は、やぐらの中には「光苔」が生えていたため、採光したり間口を広くする必要はなかった

光苔があったころの、扉の跡の穴↓

それが、大気汚染などで光苔が生えなくなったため、内部が暗くなった(間口をいつ広げたのかはちょっと聞きそびれました)

で、舟底天井の写真を撮ったつもりですが、
こんな写真になってました↓
こういう写真って、スピリチュアル系の方が見ると「何か見えた」という感じの写真なんじゃないかな?と思って敢えて載せてみました

ここは、宇賀神という蛇を祀るやぐらなので、写真の真ん中の白い線は蛇の神様が撮れたんじゃない?ちがうかな…





別のやぐらには、石仏がありましたが
…これ、何?菩薩ですよね?未開敷蓮華持ってるけど…






最後、小町通りを歩いて、こんなデザート食べてウォーキング終わりました


さて、カロリー的にはこのウォーキングは、どうだったんでしょうか?

はなはだ、あやしいウォーキングでございました