日本伝統俳句協会の
『Web投句箱』の
今月のお題は「霧」です。
投句される方は
https://haiku.jp/home/make/web-touku/
です。

秋の季語「霧」は、
案外難しいなぁと感じる
季語のひとつです。
ちゃんと観察して
こなかったからでしょうか。
実感を思い起こせないので、
何も浮かばないのです。

あ、もうひとつ案外難しいと
思ったのが「虹」。
こちらは夏の季語。
美しい虹を見た記憶はあるのですが、
ちっとも美しい句にならない…。

先日、友人と
季節の雲の話になり
私はちっとも雲を
じっくり観察していないことを
痛感しました。

俳句の上達には、
空を見て季節を感じ、
周囲を見渡して草木を観察し、
音を聞き、色を愛でて、と
アンテナを高くして
日々暮らさなければ、ですね。

さて、風虎さんが
「秋の虹」の写真を
送ってくれました。
大夕立の後に
見かけたのだそうです。
200816虹

こんなに大きく撮影できるなんて
きっと実物は
もっと近くに大きく
見えていたことでしょう。

日本の美しい景色を撮影して
気になるのは電柱と電線ですね。
地中化はなかなか進みませんね。
災害が起こったときに
復旧しやすいのは地上。
電柱・電線が地上にあることにも
メリットがあると聞いたことがあります。

電線の句を探してみました。


電線はみな自由席小鳥くる
星ひで子(月刊『鷹』より)

送電線無限梅雨ぞら鷺倦めり
宮武寒々(『朱卓』より)


電線は鳥との相性ばっちりです。