潜在意識から現れてくるもの＝口癖
皆さんには無意識に
なんとなく呟く言葉ってありますか？
「あー疲れた」とか、
「よっこいしょ」「でも、だって、」とか…
私自身、ボーッとしてる時や
何かの拍子に飛び出てくる言葉が
昔から何種類かあって、
それが「この世の道理」を学び出してから
気になるようになりました。
私の場合、全然思ってもいない時や
関係ない時なんかにも
ポロッと出てくるのが
「めんどくさい」
…だったんです。
「あーあ」（嫌になっちゃう、のニュアンスで）
っていうのもありました。
これ、気づいたのは
1年半くらい前だったんですが
直そうと思ってもなかなか直らず…。
「なんで？！思ってないのに…」
「心の勉強やって、だいぶ悩みから離れたのに、そこは変わらないのか」
…と引っかかる部分でもありました。
口癖は自分の心の現れです。
その口癖が表面に現れたことで、
また自分の阿頼耶識（潜在意識）に貯まって
私の人格だったり行動だったり
現実に投影されてくる…
という仕組みを
ブッダが解明してくれている。
つまりこの口癖を発している限り
私は「めんどくさい現実」から逃れられないわけです。
そ ん な の 嫌 す ぎ る。
できれば「何をやっても楽しめる現実」とか
「逃げずにやり遂げる現実」とか希望！！
そんな人格プリーズ！
そう願いながら日々自分の思考と向き合っていました。
どこかで自分を偽っている
ここで先日のブログに戻るのですが
「自分」に対しては自分自身が
一番分かっているようで
分かっていないところがあります。
『自分は分かっている』
『できている』
と思ったら、そこから先は考えようとしないから
至っていないことに気づかなくなるんです。
それはまるで気づかないところに溜まる
塵のようなものです。
ここはどうかな？と死角を確認し
障害物をどけて実際見てみることで、
初めて掃除ができていないことに気づきます。
まさにそれこそ掃除が苦手な
「めんどくさい」から私が「やりたくない」こと。
「みんなが汚すし、
毎日埃は溜まっていくからキリがないし
私だけなんでこんな
面倒くさいことやらなきゃいけないんだろう…（ぶつぶつ）」
と思って、
「なるべく見ないフリしてサボろうっと」
と掃除に関してはそんな向き合い方をしていたんですが…。
これ、
「掃除に関しては好きになれないからこれでいい」
って自ら蓋をしてる、そのこと自体が問題じゃん！？
と周梨槃特の話でハッと気づいたんです。
自分がやるか、やらないか、それだけ
心の中って、
自分自身が気をつけて、
清浄に保とうと実践するほどに
自分も周囲の人も幸せになれます。
それはやってみると誰でも実感します。
周りがどうとか関係ない。
自分がやるか、やらないか。
それだけです。
心のことは（好きだから）一種懸命やるくせに
掃除や自分の好きになれないことは
周りのせいにしてサボっていいと
見ないようにしておく矛盾。
それを抱えたまま
「こんなに心と向き合ってるのに、
めんどくさいと思う業が抜けない…」
と気にしてるなんて、コントか何かでしょうか。
「四角い部屋を丸く掃く」
私の行動パターンそのもの
じゃないですか。
そうやって考えていくと
私の行動の基準は「めんどくさいか否か」
だったという正しい姿が見えてきました。
夫や子どもに対して苛立ちを覚えるのも
振り返れば「めんどくさいことを要求されるかどうか」が基準。
全然「思ってないのに口癖になっちゃってる」じゃないでしょ！がっつりキッパリ思ってるじゃん！
心で言葉にしていなければノーカンではないのです。
訪れた変化
その気づきがあってから
「外側に起きることも
私の内面の現れだ」と
実感が湧くようになり、
唯心(ただ心のみ)の教えも「本当にその通りだ」と
感じられるようになれて…
「見ないフリ」のまま一生を終える事がなくて
本当によかったと思いました。
自分1人だったら、
自分の何がいけないのか一切わからず、
運とか時代とか環境のせいにして
「何となく不満があるけど皆そんなものだ」
と終える人生だったはず。
こんな風にブッダが言ってることを
分かりやすく教えてもらえる
機会が得られるタイミングで
日本に生まれて、この年代で子育てして、
自分はラッキーだったなあ…と
しみじみ思うに至って、
そう心から感じていたらこの1ヶ月
「めんどくさい」が出なくなっていました。
心の中で何となく呟いてる言葉も
「らっきー」
「しあわせだ」
…になってることに、今朝気づきました。
ちょっとビックリしました。
自分を変える、変わる、って
こういう事なんだ。
無意識の部分から変えていけるんだ。
なかなか自分が変えられない…
と焦る方に知って欲しいと思います。
あなたの心を丸く掃いていませんか？