フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

牛さん達をお迎えに行く(ドナドナの反対)

ブログ友のチロルさんがコメント欄でスターウォーズのキャラクター名を発すると、間もなくPCの画面に出てくる広告が・・・


可愛いスピッツがチロルさんのアイコンです。
その隣の広告欄に既にばっちりと。・・・早っっ💦💦
しかもチロルさんの愛車、ワーゲンバスと思われるペンダントトップまで出てきています。どこまで分析されてんだ・・・と空恐ろしくなります:(;゙゚''ω゚''):


いかん、クリックしてはいかん・・・と分かっているのですが、ついつい(^-^;
チューバッカのペンダントトップ✨かわいい✨・・じゃなくってー。
スターウォーズやバスのアクセサリーを買うかもしれないのはどちらかと言えばわたしではなくてチロルさんだと思うんですけど、そこら辺は人工知能はお構いなしのようです。(あ、「スターウォーズやバスが好きなその人にプレゼントしろよ」ってこと?😅)



さて、ロックダウン開始前の週末お出掛け記です。
酪農家のSさんの農場に若い牛さん達を迎い入れるのに友人Oさんとお付き合いしました。
SさんのピックアップとOさんの四駆で2頭ずつ家畜ケージに入れて計4頭の牛さんを牽引して帰ることになっています。
つまりドナドナの反対ってことになります( ̄▽ ̄;)
反対だというのに、この日ずっとドナドナの歌が頭から離れなかったことは言うまでもありません。


わたし達以外にも3軒ほどの農家の方が牛さんを迎えに来ていました。
全員がメイン道路沿いの駐車スペースで集まったのち、谷底の待ち合わせ場所まで揃って下りて行きました。


谷底を流れるのはロマンシュ川。
エクラン国立公園を流れるいくつかの河川のうち、一番北側の川になります。


てっぺんが見えている立派なお山はエクラン北部を代表するラ・メイジュ(3984m)。
氷河も見えています。


若い牛さん達はここから1時間ほど登った放牧地にいるそうで、ここに集まっている農家のみんなで迎えに行くそうです。
みんなと言っても、各農家3、4人くらいずつ来ているので牛追いに参加するのはその半分ほどです。わたしは手術後あまり日が経っておらずとてもそんなに山道を歩けないので、居残りの何人かの方とおしゃべりしたり、川べりを散策したりして待っていました。


中々戻ってこないので、よその農家のトラックやトラクターを見て回ります。


えらいお洒落なトラクターが一台・・・


ランボルギーニですかいΣ( ̄□ ̄|||)


牡牛のロゴがやたらしっくりきます。
ランボルギーニは元々トラクターを作ってた(今も作ってるのかは知りません)と話には聞いていたけど、実物を見るのは初めてでした。
トラクターだからそれなりにボディは傷んではいるけどピカピカに磨かれていました。


中も清潔、というかきれいにしてありました。


ランボルギーニのおかげで時間がちょっと潰せました(^▽^;)
ようやく、牛さん達が列をなして下りてきました。


まずはランボルギーニ農家へ行く牛さん達をケージに乗せます。
若い牛さん達は、中々いうことを聞いてくれないのでその場にいた全員(わたし以外💧)が力を合わせて囲い込んでいました。


次はSさんの農家に連れて帰る牛さん達です。
まずはOさんのランドローバーのケージに2頭入ってもらいます。
この子たちは案外あっさりと進んでくれました。


「・・・わたしは一体どこに連れていかれるの?」


乗るときは戸惑っていたものの、一度乗ってしまうと大人しくしていました。
ちょっと長旅になるけど、頑張ってね・・・


メイン道路を県内第2の町、ブリアンソン方面へと進みます。
Sさんの農家までは普通の車なら1時間半もかからない距離ですが、牛さん達のストレスにならないように出来るだけゆっくり走るため、2時間以上はかかりそうです。


メインの県道はそこそこ交通量があります。後続車に抜かしてもらうために何度も路肩に一時停車するのが面倒なので、地元の人以外は通らない小さな道路から帰りました。


お疲れ様ー。
心なしか、げっそりと疲れたみたいな顔をしています(;´・ω・)


下りるのも怖がるので、大変でした。
それにしてもきれいな子・・・いかにもお嬢さん(マドモアゼル)って感じです💖


間もなくSさんも到着しました。
農家の飼い犬、オリちゃんがお出迎えします。
きっとこれまでに何度も若い牛さんが到着する場面に立ち会ってきたことだと思います。


Sさんの車には地元の農業高校の研修生C君も乗っていました。C君に誘導されて牛舎に入る牛さん達。


牛舎ではお姉さん牛さん達がお出迎えしてくれます。
ちなみに、この前の週に放牧期間を終え(放牧地には雪が積ってきていました)、牛さん達は農家に下りてきました。農家の周辺にはまだ雪はないので、朝の搾乳が終わった後、日中は外で過ごし、夕方の搾乳前に牛舎に戻ります。
冬はこの辺りも一面雪景色になり、何よりとても寒いので牛さん達は外には出られません。


牛さんの一頭がどうしても進んでくれず、苦労しました(;´・ω・)
繋がれるのが嫌、というよりも溝の柵が怖かったようで、藁を被せて隠してようやく前進させることができました。


さて、この時点で日が暮れかけています。翌日は日曜なので、農家に泊っていくかい?とSさんから事前に提案されていました。Sさんの農家は民宿も経営しており、オフシーズンで部屋が空いているのです。
快適な民宿の部屋よりも、もっといいところがあります、わたしにとっては(^^♪


次回に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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