江戸時代、日本橋が各街道の起点でした。両国から新橋にかけ、東海道線の海側が武家と商人が混在した賑やかな町でしたが、江戸城が燃え、武家屋敷を番町に移しました。明治政府とつるんだ三井が銀座周辺の土地でのし上がりました。
小型機企画時代、藤沢倉庫に売りに行き、ニーズを調査しました。藤沢倉庫は100年商売しないでも潰れないと監査役が豪語していました。確か1坪100円程度でした。今の売値の坪単価は9000万円以上、100万倍程度か。
東京駅近辺の丸の内地区は徳川家が振袖火事に懲り、復興せず、葦の原になりました。三菱財閥が東海道線の終点を丸の内にして、ビル街になり、三菱の牙城になり、今も三菱が丸の内で、三井が昔の遊水地や埋め立て地でぼろもうけ。変わりません。
私の母方の田畑も義兄のお寺の田畑も農地改革で取り上げられました。小作農地以外はそのまま。会社の資産は取得価格で計算でき、敗戦でも法務と税制はほとんどそのまま、アメリカ軍に時間が足りませんでした。
明治維新に勤皇と佐幕の殺し合いがありました。国を導くべき人が殺され、遅いバスに乗った人が元勲になりました。経験不足の役人が元勲たちにお伺いする仕組みの国になりました。明治の元勲と三井三菱の係累がぼろ儲けを続けられました。
現人神と神風を信じる教育、降伏は恥とされ提灯行列しました。結果が原爆と焼夷弾の雨。悲惨でした。勤皇佐幕が殺し合った明治維新の因果です。日本の神話も日本の歴史も面白い。両方正しく分けて教育して欲しいものです。
マッカーサー元帥と天皇が並んで立つ写真と元帥が厚木飛行場に降り立った写真と、菊と刀の本が絶妙。東京は焼け野でしたが、皇居被災は極一部。天皇の力を占領政策に使う既定路線。成城学園の校舎は消滅、駅前のお屋敷町にMPのアメリカ人家族。戦力だけでなく情報戦も大差でした。
疎開先の祖母の家で乳飲み子の私をアメリカ兵が抱き、母と叔父たちと写る写真。私と兄以外は鬼界です。来るたびに飴やチョコレート、帰国後に手紙を貰った話を聞かされ育った私はアメリカ映画が好きでした。お陰で出張を楽しめました。
私は憲法9条改正に賛成です。文面をよく審議して欲しいものです。聖徳太子様の憲法に沿う99条改正に反対です。口先のお偉いさんと思想家が嫌いです。アホな首相はまあ良いか。聖武天皇のような女性天皇に期待し、棺桶です。南無大師金剛遍照。
驚いたのは、町火消を創設したのが大岡忠相ということ。いろは組、47組ありました。幕府定火消が町地の火災で現場では町火消が消化作業をしている場合に手出しをしてはならないと指示しています。これもすごいね、消せなかったら纏をあげたまま火中で死ぬ覚悟が要ります。町家の火事は全責任を町火消が負う。それくらい火消しが重要だったということ。
時代を経るにしたがって、日本には英断果敢な人材がいなくなっているような気がしてきます。
最近はベッドに入ってから30分ほどクールダウン、頭を使う必要のない本を読んでから眠ります。小説や古代文学が愉しい。
津本陽『男の真剣勝負』の中から「官僚が学ぶべき人 大岡越前守」の章を引用しました。
松平信綱の偉かったのは経済政策です。ぜひ、彼の経済政策を何か本で見て下さい。川越の市立図書館にはあると思います。根室でも取り寄せできるでしょう。
私はアホ。細かいことは分かりません。でも、ebisu先生の経済論に似ていると思いました。何の因果か分かりませんが、私には不思議を感じます。
幕末は日本海側の譜代大名の家臣に偉い人がいました。彼らの多くは歴史の舞台から消えました。水戸藩の人も死にました。
東海道は経済が豊。危ない輩が儲ける社会になったと思います。悪口は書けませんが、だから菊の御紋はすんなり小田原まで進んだと思います。
西郷にしろ２流だと私は思います。江戸の徳川が偉かった。兵力はあったのに、戦いませんでした。
そんな２流の人たちの極一部が生き残り、明治政府を作りました。ですから乃木さんのような人が二百三高地で日本軍を無駄死にさせました。
太平洋戦争も然り、御前会議など認知症の人たちの集まりとしか思えません。今の政府も同じ。野党は２流。
教科書に載った橘大尉、広瀬中佐は全部陸軍と海軍の作り話。爆弾三勇士を知っていますが。あれも酷い話です。インチキです。それが公教育。今も変わりません。だからebisu塾に期待。
でもそんな国がアメリカに勝てるわけがない。私はノモンハンからインパールまで、明治維新で本当の偉い人が死んだせいだと思っています。