バリエーション山行同人

藪岩、沢等を中心としたバリエーションルートを中心とした山行を志向しています。

越後 八海山 屏風道(2018.11.2-3)

2018-11-05 13:54:39 | 尾根

本当は「晩秋の越後三山縦走」のはずだった。今年は紅葉も遅れ気味という話だったし、先週の現地ライブカメラの映像も紅葉を期待させる画像だった。つい数日前、東北地方の山々で初冠雪というニュースを耳にしたことがあったが気にも留めなかった。

朝一番の上越新幹線を越後湯沢で降り(駅背後の山は紅葉真っ盛りであった)、上越線に乗り換え、塩沢付近に来て車窓を見てびっくり。巻機山が真っ白ではないか。程なく、中ノ岳が見えてきたが、こちらも同様。八海山も上部の方に白いものが見えた。この時点で、冬装備の無い私はほとんど三山縦走を諦め、標高の低い八海山だけなら何とかなるかと、予定通り、屏風道登山口を目指すことにした。

▼朝8:30頃、上越線五日町駅から予約していたタクシーに乗り込む(3,120円)。麓は朝霧に包まれていた。

 

▼屏風道登山口(新開道登山口と同じ)からは「三段染め」

 

屏風道は最初はなだらかな道だが、4合目から急峻な岩尾根を辿るようになる。八海山の頂稜部までの距離は既にかなり近く、またすぐに樹林帯を脱するため、周囲の景色を俯瞰するには最高の登路だ。

▼登路の左側の尾根の錦秋

▼魚沼平野を振り返る。

 

▼最高の紅

 

▼雪をまとった巻機山

 

▼日差しは強く、半袖Tシャツで登るほど。融雪水と思われる流れがあちこちに見られた。

 

▼八海山の頂稜部

 

▼急なルンゼが登路になっている箇所があったが、融雪水がダダ流れで靴を濡らす。

 

▼急峻な岩尾根が終わり、千本檜小屋が見えてきた。

 

▼小屋前に到着。雪が不安定で数多いトラバース箇所で神経を使うことが多かった。
避難小屋は小屋番不在だが、2,000円。この日は各登路から集結した6人パーティーが宴会する感じ。

 

▼地蔵岳の背後に中ノ岳。千本檜小屋付近に幕営することも考えたが、翌朝凍結により下山できなくなることを恐れ、女人堂まで降りることにした。

 

▼薬師岳付近から見た中ノ岳。すっかり冬の装い。

 

▼越後駒ケ岳(左)と中ノ岳。明日も好天で残念だが、縦走はまた来年にしよう。

 

▼魚沼の麓の山は秋真っ盛り


▼積雪は女人堂はまで。外で幕営しようと思ったが、愛想のよい宿泊者に誘われ中へ。しかし、その夜は一晩中、その中高年の親子2人の「生理的二重奏」を聞かされる羽目になった。

 

翌朝は女人堂を朝6時に出発し、まだ行ったことのない大崎口に下山することにした(誰にも会わず)。

▼里宮の歴史を感じさせる石碑群

 

▼里宮の本堂。この後、さらに下の八海山尊神社にてお札を求める。七五三詣の家族も見られた。

 

▼時間も有り余っているので、五日町駅までブラブラ歩くつもりで、バス停の時刻表を見ると、1日4本しかないバスが5分後に来るではないか(9:40発)。六日町駅行き(390円+荷物代100円)。

 

この後は、気持ちを切り替えて、「観光モード」。以前から行きたいと思っていた塩沢の「鈴木牧之記念館」を訪問し、麓の紅葉がピークであることから、帰路は新幹線を使わずに上越線で帰ることした。岩原から中里にかけての紅葉が素晴らしかった。土樽で乗ってきた登山者カップル(土合で下車)によれば、一ノ倉岳周辺の稜線も根雪になっていたそうだ。

▼水上駅の跨線橋から

 

 


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