バリエーション山行同人

藪岩、沢等を中心としたバリエーションルートを中心とした山行を志向しています。

奥多摩 海沢川(2019.8.17)

2019-08-18 08:10:45 | 

酷暑が続いている。こんな状態で本当に来年、国際大会を安全に終えられるのか心配になってきた。こんな日は、水量多めの沢に行って、「体を芯から冷やしたい」そんな気持ちになった。当初、「泳ぎ系」の水根谷沢に行く案もあったが、今回まだ行ったことのない海沢川に行くことにした。

▼初めて降りた青梅線白丸駅(7:34)。長い階段を下りて青梅街道に出るが、階段下周辺には駅を表す看板などが見当たらず、地元民向けの駅という感じ。一方、駅の改札とは反対側には最新のトイレが完備。

 

▼青梅街道を少し登り、多摩川本流を渡り、右岸の遊歩道経由で海沢を目指す。

 

この後、海沢を目指すが、多摩川右岸にできた城山トンネル周辺の開発の影響か、地図との対応が付かないことが多く、少々右往左往した。とりあえずキャンプ施設「アメリカ村」の看板を頼りに、舗装林道を進む。白丸駅から40分ほどで着くものと思っていたが、意外に長い登りが続き、1時間以上を要した。

▼やっと着いた海沢園地。東屋やトイレ(臭)がある。辺りはキャニオニングに来た方々のワゴン車が多数駐車。


▼入渓してすぐ現れた三ツ釜の滝。左壁の水線辺りを攻めて登る。すぐ脇を登山道が通りギャラリー多数。

 

▼ネジレノ滝。既にキャニオニングツアーの方によって固定ロープが張られて、釜へのジャンプ場と化していた。
奥の滝は下から見る限り登れそうになく、右岸の泥坂を登って大きく巻く(赤テープ、虎ロープあり)。

 

▼大滝。ここも傍に登山道が通っておりカメラマンが数人。

 

▼少し際どい水平道を辿って、不動滝と岩茸石沢から落ちる線状滝の出合を上から見下ろす。

 

▼この後、岩茸石沢を横断し、不動滝の上に懸垂下降で降りる。

 

▼いくつかの小滝を通過し、二俣を左にとり、核心の枠木大滝を目指す。枠木大滝の右岸にある左上して伸びる岩のフレークを利用して巻き、滝の落口を目指して、微妙なラインを水平にトラバース。途中、複数のスリングを連結させて、空中にぶら下がって着地し、落口に到達。途中、支点となる樹木や残置ハーケン&スリングあり。

 

▼枠木大滝の上に最後の懸垂下降。核心部を越えたことでここで遡行終了とした。

 

▼上方に見えたモノレール軌道を目指して急坂を登り、後は軌道に沿って海沢園地に戻る。踏み跡は明確だが、不安定な急傾斜や不安定な足元が所々あった。

 

しばらくして、人の声が大きくなり、左下を見ると三ツ釜の滝が見えたので、軌道から離れ、河原に降り、登ってきた登山道に無事合流し、ほどなく海沢園地に到着。遡行終了時から30分ほどで到着した。

その後、長い舗装林道を下り(登ってくるサイクリスト多数)、海沢大橋を渡り、奥多摩駅を目指した。多摩川本流の河原もキャンパーたちでいっぱいだ。もえぎの湯に寄るが待ち客多数のため入浴を断念し、奥多摩駅(16:05発)から帰京した。

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