バリエーション山行同人

藪岩、沢等を中心としたバリエーションルートを中心とした山行を志向しています。

山梨 相模川水系 葛野川 釜入沢(2019.10.5)

2019-10-12 20:50:30 | 

本当は、6月15日に行くつもりであった沢だが、その後、3、4回も順延の憂き目にあい、10月にようやく実現にこぎつけた因縁の沢である。

中央道を大月ICで降り、大月市街に戻って、岩殿山の東を回って、葛野川に沿った国道139号を遡る。深城(ふかしろ)ダムの駐車場を使わせてもらって、スタート(8:50)。

 

▼国道を少し戻り、2つ目の橋の袂の階段を進む。右下の釜入沢は深く切れ込んでいて谷が深い。

 

階段を上がると踏み跡が2つに分かれるが、沢に並行した水平道の方を進む。

 

▼残置された長い長いロープを使って河床を目指す。足元が不安定で、川近くは特に崩れやすく、ある意味、今回の核心部だった。

 

▼二俣が2つあり、間違えやすいが何れも左俣を行けばよい。

 

▼メインの3段の滝。一見厳しそうだが、順層の安定した岩棚から滝が構成されているため、意外と楽に直登できるが、安全のため、ロープを念のため出した。

 

▼水量は多くは無かったが、それでも少し濡れた。

 

源頭部は、岩塊からすだれ状に岩清水が染み出す感じの良い雰囲気の場所だった。源頭を詰めると稜線の林道に出るものと思っていたが、踏み跡が左上していてそれを辿ると、林業関係者の作業道と思われる水平道を進むことになる。しばらくすると、南西方向に降りる長い支尾根に出た(そのまま右方向に進むと奈良倉山の稜線に出そうだ)。ここからは地形図を頼りに南西尾根を下る。途中1箇所右に折れるほかは、ほぼ顕著な尾根上を進めばよい。尾根の末端に近づくにつれ、国道を走る車の音が近づいてきた。最後まで尾根を辿ってしまうと国道に降りられなくなるので、登る際に辿った階段上に出るように左側の斜面を降りると程なく深城ダムが見え、国道に難なく降りることができた(13:50)。

その後、松姫トンネルを越えて、小菅の湯(750円)で汗を流し、再び大月市街に戻って念願の沢旅を終えた。
登れる小滝が多く、意外に楽しめた沢であった。お勧め。


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