オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

GoldenSkate記事翻訳「SPから宇野が巻き返し、四大陸選手権の優勝をつかむ」。

こんばんは。昌磨が優勝したので、若干奮発してザ・プレミアム・モルツで乾杯した種子島ぴーです。

 

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さて、ゴールデンスケートのまとめ記事を軽く翻訳しておきましょう…と思ったら、予想外に長い記事で、腕が疲れ、最後のほうは雑な仕上がりとなっております。

しかし、選手の心情やエピソードにはところどころ興味深いものもあり、よろしければ、読んでみてください。

 

SPから復活!! 宇野が巻き返して、四大陸選手権の優勝をつかんだ。

goldenskate.com

1位 宇野昌磨 

日本の宇野昌磨は、ショートプログラムの4位から立ち直り、土曜の夜、2019年の四大陸選手権男子金メダルを手にした。

ディフェンディング・チャンピオンである中国のボーヤン・ジンは、ショートから順位を一つ上げて銀メダルに輝いた。米国のヴィンセント・ジョウも、四大陸選手権初参戦で銅メダルを獲得した。

 

宇野は、現代版「ムーンライト・ソナタ」の音楽に乗せて、落ち着いてよどみない演技を見事に成し遂げた。唯一の大きなミスは、トリプルアクセル+オイラー+3回転トゥの最後にステップアウトしたことだけである。2018年オリンピックの銀メダリストは、4回転フリップ、4回転トゥ、4回転トゥ+2回転トゥのコンビネーションと2本のトリプルアクセルを跳んだ。さらに、すべてのスピンとステップでレベル4を獲得した。

 

演技を終えた瞬間、彼は、ほっとして崩れ落ちた。そして、彼にしては平均点以下だったショートの4位から、巻き返したのである。フリー(197.36)でも総合(289.12)でも、1位となった。

 

「できることは、すべてやったと思います。でも、トップ選手として競争力を発揮するには、もっとやるべきことが数多くあると思います」と、昌磨。「ただ自分を信じるのではなく、自分はやるべきことができると信じて演技を続けました。崩れ落ちたときは、(やったー!!というような)ハッピーな気持ちは特になく、『ああ、滑り終わった』という感情でした。全日本の後、どうして怪我をしたのか、どうすればスケートを次のレベルに持っていけるかを考えました」

 

2位 ボーヤン・ジン 

ボーヤン・ジンは、冒頭の4回転ルッツこそステップアウトしたものの、持ち直して4回転トゥ+2回転トゥのコンビネーション、単独4回転トゥを跳びました。中国国内選手権のチャンピオンは、さらに6本のトリプルアクセルを含む3回転ジャンプを着氷した。スペインテイストのフリーを、これまでより気持ちよく演じているように見え、ヘルシンキ大会より40点も高い181.34のシーズンベストを出して、ショートから順位を一つ上げて銀メダルに輝きました。

「全体的には満足していますが、練習のときほど上手くはいきませんでした」と、昨年チャンピオンのボーヤン。「気持ちに余裕を持って滑れませんでした。氷に乗る2分前に、プログラムに4回転サルコウを組み込むのを止めようと決めて、振付も少し変えました。国内大会の後、このプログラムをたくさん滑ることができなかったので、4回転を1本減らして、少し難度を落としました」

「精神面を少し調整できたと思います」と、21歳のボーヤンは、メンタルが著しく改善されたことに触れました。「今は、競技を楽しむために、大会での競技経験を活かしたいんです。以前より、ずっと落ち着いているので、この先、克服できないほどの困難はないと思います」。

 

3位 ヴィンセント・ジョウ 

ジョウは、「臥虎蔵龍 グリーン・ディスティニー」のサントラに乗せて、ドラマティックな演技を披露した。しかしながら、4回転ルッツ+3回転トゥの2本目と単独4回転サルコウ、4回転トゥが回転不足の判定を受けた。

さらに、トリプルアクセル+2回転トゥの最後にステップアウトした。長い演技の中でミスは高くついたが、それでも全米銀メダリストは、172.04のシーズンベストを出して、フリーを5位で終えた。しかし、総合では272.22という結果で、3位になった。

「今日は、よく滑れたと思います」と、2017年のジュニア世界選手権チャンピオン。「今日、私が得たもっとも大切なものは、スポーツへの愛です。観客はすばらしく、私が気持ちよく滑るのを助けてくれました。今大会では、いい演技ができたと思うし、以前の演技から大きな進歩を遂げることができました。オープニングの4回転ルッツはとてもよかったと思いますが、4回転サルコウに向かうときに、気持ちが少し緩みました。もうちょっと、うまく跳べればよかったのですが」

 

4位 キーガン・メッシング 

宇野の後に滑ったカナダのキーガン・メッシングは、動じずに安定感を持って、観客を喜ばせる「チャーリー・チャップリン」を楽しんで演じていたようだった。唯一の明らかなミスは、4回転トゥ+2回転トゥのコンビネーションでの4回転の詰まった着氷だった。しかし、今シーズンのグランプリシリーズファイナリストである彼は、しっかりした4回転トゥと6本の3回転ジャンプを着氷し、179.43のシーズンベストを出して、フリーでは3位となった。トータルスコアは267.61で、ショート5位から総合4位へ順位を上げた。

 

「興奮したよ!!」と、27歳のメッシングさん。「これまでの最高点さ。今朝、僕のフィアンセが、サプラ~イズで現れてびっくりしたんだ。今朝も練習をしてたんだけど、もう5日目なんで、疲れて滑ってたんだよ。そうしたらコーチが来て、『ヘイ、彼女が来てるの知ってるかい?』って」

 

メッシングさんは、宇野の後に滑るのはプレッシャーだったことを認めたが、同時にエキサイティングなことだったと語った。

「昌磨がうまく滑ったことは知ってたよ。で、観客が190何点とかなんとか話しているのも聞こえた。なんていうか、『何と!! 点数すごすぎ!!』って感じだったけど、僕も興奮してきて、最も難しい場面に立ち向かおうと思ったんだ」

 

5位 ジェイソン・ブラウン 

米国のジェイソン・ブラウンは、フリーは172.32のシーズンベストを出して4位だった。サイモン&ガーファンクルの曲に乗せた彼の演技は、すばらしいステップとスピンが際立っていたが、2018年フランス大会の銀メダリストであるブラウンは、冒頭の4回転サルコウが回転不足とステップアウトになり、トリプルアクセルも回転不足となってしまった。トータル258.89で、5位に終わった。

それでもはつらつとしたブラウンは、「すごくハッピーだよ!! いくつか議論すべき課題を残しているのはわかっているけど、試合ごとに強くなっていくと感じているんだ。大会で発揮したファイトと今日のシーズンベストを誇りに思うよ。世界選手権に向けて、この勢いを維持します」

全米銅メダリストのブラウンは、4回転ジャンプを跳ぶことにしました。

「4回転は、毎日、欠かさず練習しています。まだプログラムの中ではきちんと跳べていませんが、プログラムの外では着氷率を上げています。2022年のオリンピックに向けた4年サイクルは、まだ初期段階。4回転が安定して、プログラムに組み込む準備ができたら入れたいので、経験を積み続けたいです」

 

6位 チャ・ジュンファン

ショートで2位につけた韓国のチャ・ジュンファンは、6本が回転不足とされたジャンプで苦戦した。フリーでは158.50で8位となり、トータル255.83で6位に滑り落ちた。

「実際、私は満足しています」と、今季グランプリファイナルの銅メダリストは言います。「ジャンプの技術面はパーフェクトではありませんでしたが、プログラムの最後までベストを尽くしました。戦い抜いたことをうれしく思っています。今回は、シニア初の大会でしたので、いい経験になりました。多くのこと、特に、自分を応援してくれる大観衆の前で試合をし、ナーバスになっているときに自分をコントロールする術を学びました。世界選手権では、また真剣勝負でベストを尽くしたいです。昨シーズンは、多くの怪我をしたので、世界選手権には、怪我なしで挑みたいです」

 

7位 田中刑事 

日本の田中刑事は、「ウィリアム・テル序曲」の演技の中で、4回転サルコウ+2回転トゥ、4回転サルコウ、2本のトリプルアクセルを跳んで、輝きを見せた。唯一のミスは、フリップが2回転になったことと、リンクの壁に近づきすぎて、3回転ルッツ+オイラー+3回転サルコウのコンビネーションの最後が、1回転になってしまったことだ。それでも、刑事は、167.61のシーズンベストを出して、銅メダルを獲得した2018年のオンドレイ・ネペラ杯以来の、大きな進歩を遂げた。トータルスコアは251.54で、7位で終えた。

「前半は、いいジャンプを跳ぶことができましたが、弱点であるスタミナを維持することができませんでした」と、2019年全日本銅メダリスト。「必死に練習したいです。4回転サルコウに集中して、成功させることができました。シーズン始めは多難でしたが、収穫はありました。この勢いを維持して、世界選手権に臨みたいと思います。この大会のショートとフリーのミスから学んだことを糧に成長し、世界選手権に備えます」

 

8位 樋渡 知樹

冷静に集中しているように見えた米国の樋渡 知樹は、四大陸初参戦にして、かなり良い「神々の運命」の演技をした。今シーズンのジュニアグランプリのファイナリストは、冒頭の4回転トゥ+3回転トゥと2本のトリプルアクセルを跳んだが、3回転ルッツと(ジャンプシークエンスの中の)3回転フリップは、回転不足になってしまった。しかし、19歳の彼は、今シーズンのベストスコア159.84を出したことに興奮していた。総合236.79で8位である。

「四大陸選手権がアメリカのLAで開かれたので、そこで滑るのは素晴らしい気分でした」と、2018年のジュニアグランプリシリーズ、リッチモンド大会とリュブリャナ大会の銀メダリストは話す。「たくさんの人が、僕を応援してくれていたと感じました。演技を終えたとき、僕の名前を呼ぶ人たちがいたので驚きました。今までの人生最高の演技がここで出来たことが、本当にうれしいんです。みなさんが、僕の滑りを楽しんでくれていたら、いいのですが」

 

オーストラリアのブレンダン・ケリーが224.44で9位になり、カナダのナム・グエンが216.49で続いた。