(ユーミン「やさしさに包まれたなら」 「魔女の宅急便」挿入歌)
私はアイリスオーヤマの製品が好きだ。
同社はもともとプラスチック部品の成型工場がスタートなのでおそらくモノがいいだろうということで、八ヶ岳南麓大泉の家で同社のガーデニングバケツ、屋外収納庫(プラスチック製)を使い始めたのが最初の出会いであった(ガーデニングバケツの記事は → ここ )。その後金属製品はどんなもんかと屋内用メタルラックを購入したが、これもすこぶるよい製品で現在都合3セットを利用している(メタルラックの記事は → こっち )。
アイリスオーヤマ製品は安くて気が利いている。
以前日経新聞の「私の履歴書」に大山社長が登場したが、その記事によると郊外のホームセンターを主要販路としてガーデニング用品、ペット用品事業に参入したのが成長の起爆剤となったそうだが、以来一貫して消費者目線の商品開発を続けている(ご関心のある方は同社HP「アイリス物語」をご一読ください)。
同社は株式上場を敢えて目指さないところも立派である(投資家としては残念に思うところだが)。
上場によって社会的地位を得ることも企業にとって大事だが、株主間の利害調整という厄介ごとを背負い込むことにもなるのは日産自動車のドタバタを見ても明らかだ。私の知り合いのとある社長は「あ~、MBO(経営陣による株式買収)して上場廃止したい~」とよくボヤいていた。
今から30年程前であるが、CSKグループの創業者大川功さん(故人)が同社の社債(株券だったか)にご自分の肖像画を刷り込んだことがあった。この暴挙(?)に同社株主総会は紛糾、「上場企業の有価証券でこれほど下品なシロモノは見たことがない」と一部の株主が騒いだのである。
これに対し大川総会議長は、「イヤなら買うな!」と一喝した。オーナー経営者でないと(それも相当肝がすわってないと)ここまでは中々できるものではない。
話を戻すとここ数年アイリスオーヤマは家電にも力をいれている。
昨年末に電気釜が壊れたので試しにアイリスオーヤマの商品を購入してみたが、これが安くてとてもよいものだった(家電量販店で15,000円位で買った)。
(アイリスオーヤマ圧力釜KRC-PA50-B Amazonでみると似たようなやつで6,980円というのもある)
これに気をよくして今回同社のふとん乾燥機を購入した。何を隠そう、しもやけ治療のためである(泣)。カラリエKFK-C2WP(2018年製) 8,283円
(何故かお決まりのAmazon段ボールなしで到着)
ホースをふとんに突っ込んで待つこと20分、ふとんは別人のように温かくなった。
ちいさい頃は神様がいて 不思議に夢をかなえてくれた
やさしい気持ちで 目覚めた朝は
大人になっても 奇跡は起こるよ
ユーミンの「やさしさに包まれたなら」が聞こえていたように思うが夢だったのだろうか。
翌朝目が覚めるとしもやけの具合はかなりよくなっていて、完治はすぐそこ、という感じである。
あ~こんなことならもっと早く買えばよかった。
安くて、手軽で、気が利いている。アイリスオーヤマのふとん乾燥機は「一家に一台」、お勧めです。
(文庫本の4倍程度のコンパクトサイズ
①1メートルほどのホースの先がパカっと開いてふとん内に空間を作る工夫が
②ブーツの乾燥用着脱式ノズル(こういうとこが気が利いている))